22, 10. 2010 快晴の空


前夜雨が降っていたが、昨朝7時前には上がり、急速に青空が広がって快晴となった。地平に近い部分に残っていた雲も、午後には消えた。全く雲のないプレーンな青空。洗濯を済ませ、今日の来客の為の準備をする。

6月個展が終わって少し後に、友人のMさんから書状を頂いていた。和服がかなり溜っているので、利用法の相談に乗って欲しいという内容だった。個展後直ぐにカタログ原稿の作成、郵送で7月は瞬く間に過ぎ、8月は旅行があり、その整理で9月も過ぎてしまった。10月に入り漸く目処が立って、双方の都合の良い今日に日取りが決まった。恐らく和服をお持ちになるだろうと予測して、広げられる様に、アトリエの床を久々にクレンザーをかけて磨いた。咲き残っていた花を切って、先月焼き上がったばかりの深鉢に生けた。



蕾が出ていたシュスランが開いて来た。“火傷”から癒えて久々の開花。ここ数日の夜分の冷え込みで、庭木の紅葉が進んでいる。クロフネツツジが佳い色に染まって来た。もう来年の花芽が葉の中央に出来ている。先日2度目の剪定をしたサラサドウダンも色付いて来た。








午前中は昼食の準備で時間を取られそうなので、昼食用のパンを買求めに出かけた。近くにあるパン屋のパンは焼きが甘く、柔らか過ぎて美味しくないので、団地の西外れ、札幌との境に近いパン屋迄買いに行くことにした。かなり距離があるので、片道をバスにしようかとも思ったが、余りに佳い天候なので往復歩くことにした。2年程前に出来たパン屋で、義妹は札幌や西の方に車で出かけた折に、買求めて来る。三番通りを真直ぐ西へ進めば良いのだが、車の通行量が多いので、住宅街を西へ進んだ。先日見付けたガマズミの実が未だ残っていた。夏に花を付けていたネムノキには、大きな莢がぶら下がっていた。北の沢に突き当たる。トチノキはすっかり色付いていた。間もなくあの大きな葉が豪快に落ちて来るのだろう。遊歩道を北へ向い、三番通りへ出て西へ向った。南西からの陽光が眩しい。






木造のコテージ風のSoraという名の小さなパン屋だった。階段を上るとデッキがあって、ベンチが置かれていた。種類は結構多いが、余り数多くは置かれていなかった。売場の奥に清潔な作業場が見えた。若いご夫婦による経営らしい。3種選んで買求め、許可を取って写真を写した。クロワッサンは、1個ずつ丁寧に紙袋に入れて下さった。佳い香りのパンを持って、帰路についた。





三番通りの南奥に、大きな樹の木立が見えた。信号を渡り、木立へ向う。並木に植えられているサクラの根元に、キササゲが長い莢を下げていた。右奥の木立の樹は大きく、恐らく原始林から続いていた沢の原生林の一部と思われた。