14, 10. 2010 キタコブシの実


住宅街を南東に向い、南の公園を目指す。疲弊した緑の庭が多い中で、蔦の鮮やかさが目を惹く。門柱から塀、更に車庫と屋根迄、蔦で覆われたお宅があった。打ちっぱなしのコンクリート塀の上に、様々な形と色の南瓜を並べているお宅があった。車寄せの段差の部分にも、並べられていた。庭で作られた収穫物なのだろうか。





南の公園のキタコブシは、未だ葉が黄ばんでいなかった。注意深く探すが、実らしきものは見付からない。未だ葉の色に近い為かも知れない。北へ向い、東町公園のキタコブシを見上げる。緑の葉の間に、赤い実が見えた。漸く見付けた。四番通りや北の沢のキタコブシはもう黄葉していたので、時期が遅かったものと思われる。厚みのある殻を破り、艶やかな赤い実が見えていた。ケヤキは大分色付いて来たが、周囲のナナカマドが鮮やかに紅葉しているので、色付きが目立たない。






シラカバ公園を抜けて戻る。公園は一面の落葉だった。大きな葉は、ホウノキの葉。秋の日暮は将に釣瓶落とし。刻々と変化する夕焼けが美しかった。





キタコブシ Magnolia praecocissima var. borealis モクレン