02, 10. 2010 果物を探して


空の青は幾分弱まったが、昨日も晴れて暖かかった。ゴミを出すついでに、胞子が飛んで発芽したクジャクシダを、来春見える予定の級友Sさんに差し上げようと、集めて鉢に植え込んだ。クジャクシダの奥の白い鉢には、先日植物園で拾って来たヤマボウシの実を埋めてある。

3年前に、日向に置いて葉が枯れたシュスランに蕾が付いた。春に他の鉢植の植物と一緒に戸外へ出したら、僅か1日で葉が枯れ、茎も火傷の様につるつるになった。昨、一作年と日陰に置いて、今年の冬に室内で漸く葉が増え始めた。日光には弱いが、本来強い種なのだと思われる。夜分冷え込んで来ているので、そろそろ室内に入れた方が良いかもしれない。




手がけたバッグを、今月半ば過ぎ位迄に仕上げようと思っていたが、昨日届いた展覧会の案内状で、予定が変わった。この展覧会のついでにお届けすると、二度足を踏まずに済む。不足の付属があって中断していたが、買求めて来ることにした。近所のスーパーでは求められぬ今月のモデルにする果物も、ついでに買って来ることにした。

札幌駅構内の郵便局で小包を出し、近くのデパートの果物売場を覗いた。想い描いている果物がない。付属を求めに南1条まで出かけた。買物を済ませて、近所のデパートも覗いたが、気に入ったものがない。先日K・Kさんの個展の折に、琴似の駅前で気の利いた菓子が見付からず、市場で話の種にスペインで食べた無花果、ドラゴンフルーツ、マンゴー等の果物を箱詰めにして持参したことを思い出した。あの市場には、色々な種類の果物があった。地下鉄で琴似まで遠征した。地下鉄の駅のすぐ傍に市場がある。過日買求めた種類の他に、鮮やかな紫色のアケビもあって買求めた。此処の市場は中々面白い。







果物の他に、近所の生花店でホウズキも買求めた。両手が一杯になり、帰りがけに寄ろうと思っていた展覧会は諦め、電車で真直ぐ戻った。



過日拾って来た木の実に変化が出て来た。植物園で拾ったヒメトチの実は、殻が割けて、艶やかな茶色の実が現れて来た。ホウノキの実は、指で開こうと試みてもびくともしなかったのに、自然に爆ぜて赤い実が顔を出して来た。地面に零れたり鳥に運ばれたりして、発芽するのだろう。