26, 08. 2010 リシリリンドウ


強い雨ではないが、帰国以来降ったり止んだりを繰り返していた雨が漸く上がった。茫々と伸びた枝や雑草の処理をすることも出来なかった。もう盛りを過ぎたリシリリンドウを漸く写真に収めた。青みの強い紫色のリンドウは,明るい陽光が相応しい。園芸種のサワギキョウも頭頂迄開いていた。小振りながら先に咲いた種が断然美しい。やはり終盤のハナトラノオも、頭頂近く迄花を開き,早く咲いた株は種子を付け始めている。






ロンドン滞在5日目の朝早く,パリへ向う弟家族,出発をサポートしてくれると云う甥夫婦と一緒に,前日予約した大きなタクシーで空港に向った。バルセロナへ向う便は、ターミナルが異なるので、先にそちらへ廻ってくれた。独りで大丈夫と言うのに,甥が一緒に降りて搭乗手続きの世話を焼き,弟家族と合流する為に空港内を結ぶバスで去って行った。BRITSH AIRWAYSの出発時間は,1時間も遅れた。小雨が降っていたヒースロー空港から着いたバルセロナは、快晴ではなかったが、青空が覗いていた。空港からカタルニア広場へ向うバスに乗り,市のほぼ中央にある広場へ降り立った。道が入り組んでいるので少々難儀をしたが、漸くホテルを見付けた。旧市街の中央にあるカテドラルと王の広場前の広い広場が目の前の絶好の位置にあった。広場の周囲には、レストランの野外席のパラソルが並んでいた。




荷解きを終えるともう5時を過ぎていたが,周囲の状況を把握しておこうと外に出た。未だ随分陽が高く,暑かった。木陰にある野外席を選び,一服してビールを飲み,地図で廻る道筋を検討する。直ぐ近くのピカソ館から南西を廻って戻るルートを考えた。カテドラル同様,ピカソ館は人が溢れていた。ざっと目を通して出て来た。少し南のサンタ・マリア・ダル・マル教会は、無人だった。外部のゴツい印象に比べて,内部の美しい教会だった。








更に南下して,コロンブス通りへ出る。港に向って、中央郵便局があった。壮大な建造物だった。コロンブスの塔から車道の中央が緑地になっているランブラス通りを北上する。緑地には生花店、土産物店の仮設の店舗が点在し,大道芸人の姿があちこちに見られ,もう8時を過ぎているのに人々で賑わっていた。サン・ジュゼップ市場に達した頃には9時を過ぎて,漸く日が暮れていた。帰りがけの広場は、日中に変わらぬ人々の賑わいがあった。








リシリリンドウ Gentiana nipponica リンドウ科