02, 08. 2010 ヤクシマショウマ
通い慣れた道を通り、東の沢に向った。数日通らぬだけで、新たな花に巡り会えるのが楽しい。塀からミヤギノハギが覗いていた。時期が遅いがノリウツギだろうか、真っ白な花を咲かせていた。団地の中では珍しく、タチアオイを見付けた。赤味の強い花は暑苦しいが、白い花は透明感もあって美しい。
東の沢の奥の暗がりに、白い花が見えた。良く見るとウドだった。花序が伸びて、花の間隔が開いていた。ホウノキの実は健在だった。図鑑で見た様に、赤く色付くだろうか。
西へ戻り、公園の窪地に下りた。オオウバユリが実を付けていた。窪地の西外れの陽の当たる所では、ゴボウが花を付けていた。北東のスーパーで、手頃な容器を見付けた。小さなポンプの付いた容器で、蓋も付いている。洗剤はファスナー付きのビニール袋に入れることにして、程の良いサイズのものを求めた。大きなサイズの洗濯ネットがあったので、衣類を入れようと数種買求めた。必要なものは、大体揃った。
一夜明けた昨日は、時折雨も混じる曇天。好天は長続きしない。花序を伸ばしていたヤクシマショウマが開花した。20cm弱の背丈の小さなショウマ。小さいながら葉に艶があって、姿は佳い。三箇所に植えてあるが、西の植込みに移植したものは、未だ花序を出すに至っていない。雨で地に這っていたサワギキョウが自力で少し体勢を立て直していた。園芸種のサワギキョウも花を付け始めた。先に咲いた種のすっきりした姿を見ると、園芸種は躯体は丈夫だが、姿はもったりしている。異常気象で好調なのは、アジサイのみ。
午後から近所に住む従姉夫婦が一足早いお盆参りに来てくれた。留守の間の猫達の餌と水の取り替えを引受けてくれた。窓を開けて空気の入れ替えもしてくれると云う。気温の高い時期だけに、有難い。夕刻僅かに日が射して来た。空を薔薇色に染めた夕焼けは、“梅雨明け”の兆しとなるのだろうか。
ヤクシマショウマ Astilbe thunbergil var. terrestiris ユキノシタ科