25, 07. 2010 ガガイモ


前夜からの雨が降り続いていた昨日早朝、モデルのルリタマアザミを切り取ろうと庭に出た。もう蕾が形成されて一月が経過しているのに、陽光が不十分な為か少しも色付かない。紫色の丸い玉のモデルの筈が、緑色の玉のまま3週を経過してしまった。強い雨ではないが、降り続いた雨の水滴で頭が重くなった植物が地面に頭を付けている。嵐の後の様な惨憺たる光景。

教室を終えて掃除を済ませ、南西の商店街にあるドラッグストアへ買物に出かけた。未だ雨は降っていたが、酷い雨ではないので、傘をささずに歩いた。林檎の実が大分大きくなっていた。シラカバ公園には、未だ4羽のカラスがいた。バッグに入る小さな買物だったので、前日歩く時間が取れなかったこともあり、風がないのを幸いに、四番通りを廻って来ることにした。最寄りのバス停から一つ西のバス停の道を北へ向う。ツリバナの実が膨らんで、もう直き弾けそうになっていた。冬に赤い枝を見せていた木が春に白い花を付けていたが、未だ僅かに花が残り、花が終った跡に実を付けていた。春にはガマズミかと思っていたが、小さな赤い実が膨らんで半透明の白い実になっている。これではガマズミではないことが判る。






三番通りを越えて四番通りを目指す。家並と農場の境の木立に、丸い実を付けた樹があった。どんな花を付けていたのだろうか。農場の西側の土手で、ガガイモを見付けた。最上部の写真がそのガガイモ。ノラニンジンの茎に絡まっていた。農場の角を曲がり、四番通りを東へ進む。雨は更に小降になって、北の空が少し明るくなって来た。春に最初に花を開いたキタコブシを見上げる。花木が次々に実を付けている時期なので、キタコブシも実を付けてよい頃と、丹念に目を走らせる。緑の葉の中に僅かに色付いたものがあった。未だ小さいけれど、確かに実だった。





あちこちに点在するキタコブシを頭に思い浮かべながら東へ進む。盲学校迄進んだ頃には雨が上がり、僅かに陽が漏れて来た。もう少し東へ進むことにした。クサフジが咲いている。白い種もあるが、背丈が少し高いので、異なる種なのかも知れない。





エンバクの様な植物が、茶色になっていた。飼料用と思われるトウモロコシが植えられた農場の北の木立で、またガガイモを見付けた。昨年秋には実を見ていない。歩道沿いは、定期的に除草機で刈り取られてしまう為かも知れない。歩道から離れた位置のガガイモを確認しておいた。秋には、紡錘形の実を見られるかも知れない。農場の東角を南へ曲がる。トウモロコシの脇に、ゴボウが延々と続いて咲いていた。





昨夜は久々に雲間から月が見えた。今朝は雲が多いが、青空も覗いている。“梅雨明け”になるのだろうか。


ガガイモ Metaplexis japonica ガガイモ科