21, 07. 2010 シャジクソウ


気温は少し下がったものの、昨日も蒸し暑い一日だった。時折ポツポツと雨が落ちる。この様に蒸し暑い夏は、記憶にない。春には低温で不作が予想されていた稲や麦、野菜等が持ち直し、例年より生育が早いと報じられていた。ゴミの集荷日だったので、咲き終わった花の花序や、黄ばんだ葉を切り取って集荷場所へ運んだ。大きなゴミ袋2つとなり、思いの外時間を取られた。

シャジクソウが咲いている。葉は涼しげだが、花は赤紫色で、ムラサキツメクサに似たすっきりせぬ花。咲きがけが佳い。サギソウに蕾が付き、ヤクシマショウマが花序を上げていた。






チョウジソウに実が付き始めた。細い手指の様な実の中には、種子の概念を逸脱する円筒状の種子がぎっしり縦に詰っている。キンコウボクの実も色付いて来た。やがて暗紫色となる。




午後から、個展にお出で下さった帯広在住のKさんが参加されているグループ展を観に出かけた。陶の作家2名の立体作品、等身大程の大きな関節に球体を施した妖しさを持つ人形群は存在感があった。北東に歩いて戻りながら、団地で入手出来ぬ縫物の小物などを買求めて戻った。最寄りの駅に着くとバスが待っていたので乗ったが、カキの木はどうなったかと、一つ前のバス停で降りて立寄った。小さな緑色の実が沢山生っていた。





春から住宅の新築があちこちで見受けられるが、空地になっている土地も多い。通りかかった空地では、売地の看板が隠れる程に、植物が生い茂っていた。住宅が取り壊され、2・3年も経過するとこの様な状態となる。




ハナヒョウタンボクだろうか、白い花と赤い実が生っているお宅があった。赤い実が並んで付いている。キンギンボクという類似の種もあるらしいが、こちらは実が合体するとのこと。植物の同定は難しい。




シラカバ公園に隣接するお宅のヤマボウシは、花が殆ど散って実が目立っていた。昨年秋に実を拾って蒔いたものが、芽を出した。何時か花を付ける様になるだろうか。



シャジクソウ Trifolium lupinaster マメ科