20, 07. 2010 アジサイ


気温も湿度も高く、お湯の中を歩いている様だった。新たな角を曲がると、小学校があった。南向きの正門の左右に、トチノキが植えられていた。実は付いていないかと、丹念に見回す。1本の木に、実が付いていた。見上げていると、ポツポツと雨が降り始めた。過飽和で余った水分が落ちて来る様な雨。少々の雨でも構わぬ服装で出て来たので、そのまま歩き続けた。雨が心地良くさえ感じられた。




少し東のお宅に、ホウズキの花が咲いていた。実も付いていた。塀の外側に、オレガノがずらりと植えられているお宅があった。更に東へ進んで、白樺通りへ出る。かなり遠回りになるのだが、途中で線路を渡る地点がないので仕方がない。何度も通ったアンダーパスで、線路を北に越えた。住宅街を北西に戻る。フサフジウツギが咲いていた。涼しげな青紫色の花。隣のお宅に、佳い植込みがあった。マンテマも植えられていた。
更に西のお宅の塀に、懐かしい植物が絡み付いていた。ガガイモが花を付けている。当地に越した頃、北の平原には、多くのガガイモがあった。秋には紡錘形の実を付け、実を割ると真っ白な絹糸の様な毛を付けた種子が入っていた。もったりしたピンクの花を、懐かしく眺めた。







昨日も前日と変わらず、高温多湿の一日だった。梅雨明けで猛暑日を迎えた、各地の様子が報じられていた。旧くからあるアジサイが色付いて来た。色付き始めの花が美しいが、この段階で切り取ると水が上がらないので、充分咲き切る迄は切り花にはならない。




ミヤマオミナエシの花序も色付いている。キキョウが咲き,ミヤマオミナエシが咲くと、庭は何やら秋の風情。ユウバリシャジンも蕾を膨らませて来た。先月植え込んだイワブクロが好調で、3本目の茎に蕾が付いて来た。最初に開いた花は、黒ずんだ実になり始めている。種子が採取出来るかも知れない。





アジサイ Hydrangea macrophylla ユキノシタ