11, 07. 2010 カシワバアジサイ


雨がちの日が続いて、アジサイの威勢が良い。日中項垂れることもなく、綺麗に花を開いている。ここ数年、花芽を付けなかった株の大きな方のカシワバアジサイに花芽が付き、昨年迄佳い花を付けていた小さな株のカシワバアジサイは、今年は小さな花序を1つ出したのみ。中休みらしい。花木の中で最も発芽の遅いコムラサキに、小さな花芽が数多く付いていた。






教室を終えて床を拭く。ロール紙を広げての梱包作業なので、水に洗剤と灯油を僅かに加えた液で拭く。労働量は、かなり軽減された。後1週で、何とか梱包を終え、収納を完了させたい。

不足の野菜を買求めに、北東にあるスーパーへ出かける。僅かに小雨が降っていたが、傘をささずに出かけた。真直ぐ北へ進み、三番通りを東へ向う。通りの北側に広がっていた草原は、植物が全て刈り取られ、大きな建造物が建ち始めていた。規模から推して、マンションでも建つのか、大掛かりな工事だった。冬には北からの風で地吹雪が出ていたが、暖かい季節には様々な野草が咲き乱れていた場所。二番通りに建ち並ぶ公団のアパートは、空き室が多いと聞いているが、この様な大きな集合住宅が満室になるのだろうか。札幌市内でも、次々と新たなオフィスビルやマンションが建設されているが、空きビルや空き室が増えていると聞く。えらく無駄なことの様に思えてならない。道端で、ノラニンジンやオオマツヨイグサを見かけた。あの広い草原には、この季節には、ノラニンジンやオオマツヨイグサクサフジが咲き乱れていたのに、重機で掘り起こされた地面が無惨に広がっていた。





買物を済ませて外へ出ると、雨が上がっていたので、東の沢を廻って戻ることにした。公園の窪地では、サワアザミが盛りを過ぎて、オオウバユリが主役に取って代わろうとしていた。東の沢のホウノキを見上げる。大きな実は、未だ残っていた。かなり上の方にも、大きな実があった。20cm位はあろうか。どの様に変化するのか愉しみになった。





タラノキが茫々と枝を広げている。花や実が付くのかと期待していたが、一向にその気配がない。枝の付け根に新たな芽を見付けたが、これもまた枝を伸ばすだけなのだろうか。




住宅街を西へ戻り、ナナカマド公園に入った。雨がちの日が続いていたので、叢には沢山のキノコが出ていた。会期中の様な、すかっとした青空が望まれる。





カシワバアジサイ Hydrangea guercifolia ユキノシタ