03, 07. 2010 ルリトラノオ


また暑い日が戻って来た。湿度もかなり高い。写真家N氏が送って下さった会場と作品写真をPCに落とす。何時もの様に、同一のものを三通りの調子で撮られたものが入っているので、その内の1点を選択して保存して行く。保存を終えて、どの様な流れを作ろうかと考えながら、庭仕事をした。

一度剪定を済ませていたクロフネツツジを再度剪定し直し、隣のシャクナゲの花後の果実を切り取った。大分大きく太くなっていた。繁殖に要する養分を、花芽の育成に廻そうというのは、人間の我侭ではあるが、この作業を怠ると翌年の花付きが極端に悪くなる。美しい花は、数多く咲いてもらった方が良い。昨日載せた名称不明の班の入ったピンクの花木は、カルミアというアメリカ原産のシャクナゲであることが、MIXY友Sさんのコメントで判明した。

花序が色付き初めていたルリトラノオが咲き出した。地植えにしてからもう15年以上経過しているが、背丈は大きくならず、図鑑に載っているどのトラノオよりも小さく20cm程。青紫色の小さな花弁が美しい。



ストケシアに蕾が付いていた。ヤツシロリンドウが咲き始めた。キャラボクの下で、ウツボグサが咲き始めた。以前は紫色の種もあったが、何時の間にか姿を消し、白い種が増えて来ている。





三つ折りにしてA4サイズとなるカタログの原稿作成に入る。床から窓が立ち上がっていたC室に展示した1点から、長方形に領域指定をしてコピーしたものを、表紙と裏表紙の位置にペーストし、表紙と裏表紙に白抜きで文字を打ち込んだ。3分の1の余白は、裏面の構成次第で決めようと中断した。

投函しなければならない書状があったのを思い出し、雲が増えて風が涼しくなった4時過ぎに出かけた。シラカバ公園のクリの木は、ギャラリー門馬の近くで見たクリの木の花序よりも細く、未だ紐の様な状態のものもあった。イヌザクラが白い花を付けていた。




書状を投函し終えて、少し南を廻って来ることにした。小学校の西を通り、東町公園へ向う。子供達の姿が大勢あった。幾つかのグループに分かれて、野球やサッカーに興じていた。白い花を数多く付けていたトウグミを思い出し、公園の西側を南へ進む。花はすっかり散って、先が尖った楕円形の実を付けていた。黄色く色付いている実もあった。もう少し南を廻って、また東町公園に戻ろうと、一番通りを渡る。南へ続く公園にも、大きなヤマグワがあった。公園に面したお宅の壁際に、ヒレハリソウが咲いていた。キタコブシがある公園に面したお宅で、ヤマボウシが咲いていた。花は少し盛りを過ぎていた。住宅街を北東に戻る。もう終盤のオオヤマレンゲが咲いていた。殆どの花は、朽ちて茶色に変色していた。







一番通りを渡り、東町公園の東側に入る。白い花があちこちで咲いていた。近付くとヒメウツギだった。細い幹が密集して、大きな量塊となっている。庭の隅で地面を這う様な姿をしているヒメウツギからは、遠い姿だった。葉が量を増し繁っているケヤキを見上げる。低く垂れた枝に、小さな丸い実がぎっしり生っていた。春に見た黄ばんだ茶色のものは、花だったらしい。





ルリトラノオ Paeudolysimachion ovatum ゴマノハグサ科