21, 06. 2010 バイカウツギ


個展3日目の昨日、バイカウツギが漸く見頃となった。会場に持って行きたかったが、初日の閉廊時間を過ぎて、個展開催中を駆けつけて下さったKさんの個展の最終日なので、立寄ってから画廊に行こうと、切り取るのは今日に廻した。



ノビネチドリは先端迄、実を形成している。秋迄放置して、自然発芽の僥倖を待つ。満開だったサラサドウダンが散り始めた、大きな傘を形成しているので、かなり広い範囲に花が落ちる。満天星が地に落ちた。




随分早めに家を出たが、Kさんの個展会場は不便な位置にあって、時間を取られた。会場空間一杯に構成された金属の大きな作品。もう少し大きな空間であったらと、惜しまれた。真摯な目の光に違わず、強い意志の感じられる骨格の大きな作品だった。会場近くの空地に、ハリエンジュが満開になっていた。団地のハリエンジュも見頃になっているのだろうが、出かける時間がない。



日曜日なのに来廊される方があって、余り時間が取れなかったが、午後少し空いた折に、裏手の庭に出てみた。急勾配の道を下りてみる。緑の匂いが立ち籠めていた。小川の向こうに、オオウバユリの葉や、クルマムグラの群生が見えた。高い樹から垂れ下がる蔦は、まるで緑のジャンク アートの様だった。隣のギャラリーANEXの奥に、沢に突き出たテラスがある。少し羨ましい空間。屢々お邪魔をすることになりそう。







バイカウツギ Phydelphus satsumi ユキノシタ