20, 06. 2010 ハゴロモグサ


早朝から良く晴れた昨日は、気温も一段と上がった。バイカウツギの開き具合を見に庭に出た。未だ少し早かった。急に上がった気温で、植物の動きが早まっている。ハゴロモグサが開いていた。花序に小さな花が集積している。夏花としては花期が長く、副えとして重宝な花。

つい数日前、1輪開いていたアヤメが一気に開いて、朽ち始めた花も混じっていた。慌ただしくて花を楽しむ余裕のない時期なのが惜しまれる。前日帰りが遅くなって、モデルの果物を買い損ね、南西のスーパーに出かけた折、白樺公園ではキショウブが花を付けていた。





ヤマシャクヤクが実を形成し始めた。この様子なら、種子を結ぶものと思われる。親株の様子が怪しい折だけに、頼もしい。アトリエ前の、朝日しか当たらぬ位置のチシマギキョウも開き始めた。母屋の東側の植込みでは、もうジギタリスが開いていた。色違いの株もあるので、咲き揃ったら再度登場させたい。





西側のヒバの生垣の下のヤグルマソウが、満開となった。蕾の段階の茶色がすっかり失せ、真っ白な花の集積となった。紫色のミヤコワスレに続いて、薄紫色の花も咲き出した。内庭ではシランの蕾が色付いて来ていた。





教室を終え、前日昼食を取り損ねたので、昼食を済ませて会場へ向う。乗り換えで思いがけぬ時間を取られるので、乗り換えなしに円山公園駅へ着く様に、新さっぽろ迄タクシーで出かけた。折よくバスもあって、思いがけず早く到着することが出来た。OさんがDVDの再生と、不在中の来客の対応をして下さっていた。芳名録を見ると、お会いしたいと思っていた造形作家のお名前があり、残念だった。裏手の沢を利用した素敵なお庭の写真をと思っていたが、途切れなく来客があって果たせなかった。閉廊時間となり戸外へ出ると、ホウノキの隣にクルミと思われる大きな樹があった。Oさんに尋ねると、やはりクルミだった。もう花は終ったのだろうか。


アヤメ    Ilis sanguinea アヤメ科
キショウブ  Ilis pseudacorus アヤメ科
ハゴロモグサ Alchemilla japonica バラ科