01, 06. 2010 チシマヒョウタンボク


雲一つない晴天が続く。前夜遅く入ったメールで、DMの原稿の修正を要求された。送られて来たマニュアルに従い、「文字のアウトライン化」「トンボの挿入」を何とかやり終えた。自分でプリントする折には、一切不要な作業。個展後多忙となるので、カタログのプリントも発注しようと思い、厄介な操作を我慢してやり終えた。一度体験しておくと、次回からは楽に事を運ぶことが出来る。

日々植物の緑が量を増している。家の東側に、シロバナシラネアオイの芽がもう1本出て来た。親株は背丈を伸ばし、未だ花を付けている。昨年の倍近い背丈となった。この分なら、しっかり熟成した種子を採取出来そう。




小さな蕾を上げていたチシマヒョウタンボクが開いた。小さく遠目には目立たぬ花ながら、複雑な花型をしている。風で飛ばされなければ、名称の由来の、赤い実が2つ並んだ実を見ることが出来る。




紫色の芽を出していたアポイカラマツとエゾノハナシノブの葉は緑色となり、蕾を持ち上げて来た。庭のプログラムは、初夏に移行しつつある。




三六サイズのボードとの格闘が続いている。ボードへのテープ貼りは、テープの幅が5cmあるので比較的早く進むが、作品の裏に施すテープは幅が狭く、無闇と時間を取られる。横幅が170cmを超える作品を何とか仕上げ、買物がてらの散歩に出かけた。ファイルの修正で時間を取られたので、少し回り道をするだけの散歩。先日のズミを見ようと西へ向う。ピンクの蕾だったインド林檎が花を開いていた。白樺公園のクリの木の葉が開いていた。この時期他の樹々は鬱蒼とし始めているが、クリ、ハリエンジュ等は、葉の開きが遅い。





ズミは陽が当たる梢の方が開花していた。リンゴの花に良く似ているが、一回り小型の優しい風情の花。三番通りに出て、東へ戻りスーパーへ向う。金属製のフェンスに絡まった植物が、見慣れぬ花を付けていた。南方の趣のある花。




買物を済ませ、直ぐ東の公園の窪地に向った。コウライテンナンショウがニョキニョキと鎌首を上げている。MIXY友のKさんが、時計台の庭にコウライテンナンショウを植え込まれたと記されていたが、除草機など使用出来なくなる程、白い下見板の建造物の周囲が、野草で囲まれる様を想像するのは楽しい。ヨブスマソウがぐんと背丈を伸ばしていた。




公園を抜けて東の沢へ向う。葉を広げたホウノキの枝の先端に、大きな蕾が出ていた。1輪、白い花弁が見えているものがあった。タラノキも勢いよく葉を広げていた。






早朝は薄雲が広がっていたがすっかり晴れ上がり、空の青が強くなって来た。風が強いが、今日も陽射しは強くなりそう。


チシマヒョウタンボク Lonicera maximowiczii var. sachalinensis スイカズラ