30, 05. 2010 バイモ


久々の晴天となった昨日は、気温も少し上がった。この時期の気温としては高くはないが、低温続きだったので暖かく感じる。雨で洗われたかの様に、青空は透明で美しかった。スモークツリーが葉を広げ始めた。

蕾を上げてから半月以上、細身の躯体を風と雨にいたぶられながらも持ち堪え、バイモが漸く開花した。同じ時期に植え込んだ家の東側のバイモは、芽数が増えているが、背丈が高くならず、花も付かないので気を揉んでいる。土が合わないのだろうか。





ミヤマダイコンソウが開き始めた。フキの様な形をした葉裏は、粗い繊毛で覆われている。




教室を終え掃除を済ませて、買物がてらの散歩に出かけた。北東のスーパーでの買物なのだが、西の北の沢を廻り、四番通りを通って行くことにした。西隣のお宅のモモが満開になっていた。白樺公園を抜け、ヤマボウシのあるお宅に立寄る。先日通りがかりに測量しているのを見かけ気に懸かっていたが、杞憂ではなかった。公園に面したヤマボウシは残っていたが、西側の枝を切詰められたヤマボウシは、根元から切り取られていた。足場が組まれ、改装が始まる様子。





少し西のお宅のカキの木が葉を出していた。花は目立たぬと教えて頂いたが、花期は何時頃になるのだろうか。冬に小鳥が実を啄んでいたズミが蕾を付けていた。白にピンクが混じった可愛らしい蕾。




北の沢は緑が増して,対岸が見えなくなっていた。北へ向ってトチノキを見上げる。もう葉が開いていた。枝の途中から立ち上がっているのは、花芽だろうか。





四番通りへ出て、キタコブシが咲いていた沢に立寄る。コゴミと教えて頂いたシダは葉を大きく広げていた。キタコブシは葉を茂らせ、場所を覚えていないと、他の樹と判別が難しくなって来ている。四番通りを東へ進んで、ズミの樹を見上げた。蕾と思しきものが見当たらない。高い位置で判然としないが、実の様なものが見受けられた。もう花は終ったのだろうか。




買物を済ませ、三番通りを西へ戻った。中央分離帯にもズミの樹があったことを思い出して見上げる。やはり実が出来ていた。住宅街のズミは、家の北側で陽当たりが悪いので開花が遅れていたらしい。余り間を置かずに、開花の様子を見ることにした。


バイモ       Fritillaria thunbergii ユリ科
ミヤマダイコンソウ Geum calthifolium var. nipponicum バラ科