26, 05. 2010 クロユリ


前日夕刻からの雨は、午前中一旦上がったかにみえたが、午後に入ってまた降り続いた。気温もかなり下がった。今週末迄は、気温が低い日が続く予報が出ている。

雨が小止みになった折、庭に出てみた。蕾を上げ始めたモミジカラマツに覆い被さる様に、ムラサキケマンが咲き誇っている。これだけの量の種子を飛ばされては敵わないので、切り取って生けた。1年草なので、残った葉や茎は朽ちてくれる筈。器は先年パリで2人展をした折に、土日に開催される骨董市で見付けた硝子噐。今年初の出番となった。口径は20cm程。これだけぎっしり入れても、未だムラサキケマンは半分程残っている。残りは抜き取って、土に還す積り。





中々開かなかったクロユリが、雨の中で開花していた。良く増える種だが、1葉の芽から花を付ける様になる迄には、随分年数を要する。



種子を飛ばして自然発芽したノビネチドリが開き始めた。親株は、僅かに色付いた程度。タカネウスユキソウにも蕾が上がって来た。随分種類があるのだが、同定は出来ていない。




実生からのヤマシャクヤクの開花もあと僅かとなった。傍には3種のイカリソウ、イワウチワ、クリスマスローズ、バイモとアミガサユリ、未だ2年目ながらシロバナシラネアオイイワシャジン、昨年自然発芽した芽を植え込んだシロバナコマクサ、それらを引き立てるクジャクシダがあって、佳い一画になりそう。地面に落ちているのは、散り始めた左奥のシラネアオイの花弁。クジャクシダは、葉が開きかけの今が、風情があって好ましい。





前日のOさんとの打合せで、開廊時間が変更になったので、DMの裏面のファイルを作り直した。表の面も作成したが、画廊の地図がOさんからメールで送られて来ることになっているので、到着待ち。苦手なNetでのプリント発注も、何とか段取りを付けた。近年は自分でプリントしていたが、中央から離れた場所の画廊なので、あちこちの画廊に置いて頂く為に枚数が増え、発注することにした。パソコンでファイルを作成するのは雑作もないが、先方の書式に従って事務的な手続きをするのは、厄介で好きではないが仕方がない。今日には見本が届くらしい。



クロユリ Fritillaria camtschatcensis ユリ科