14, 05. 2010 陽光を待つ植物達


降り続いていた雨が8時前には上がり,昨日はどんよりと厚い雲に覆われた肌寒い一日となった。前日,何とか三六(さぶろく)と呼ばれる3尺×6尺のボード2枚分まで小さく纏めて貼り込んだ作品の和紙の浮きを補正する。異なる種類の和紙が貼り込まれてあるので,小さな作品とは異なり,このサイズになると収縮率が異なる為か,中々落ち着かない。貼り合わせるボードにも補強が必要と思われる。

礬水(どうさ)の乾きを待つ間に庭に出た。あちこちにアミガサタケが出ていた。ブロックの隙間から出たアミガサタケは,とりわけ大きかった。




陽が射して気温が上がると咲き出しそうな種が勢揃いしていた。アミガサユリクロユリ、ユキザサ等、あと一歩の状態だった。クロフネツツジの蕾も膨らんで来ていた。






発泡スチロールのボードが届けられ,今日から切り抜きと貼り込みの作業に入る。既に大分買い集めてあるが、幅広い両面テープを帰りがけに買求めようと散歩に出かけた。暫く廻っていない四番通りの東側を廻り,東の沢の公園のキタコブシを見て戻ることにした。風は北風で冷たい。農場の北側の木立のズミを見上げる。僅かに芽が膨らんで来ているが,花には未だ間がありそうだった。あれ程沢山の実を付けていたのだから、花も見事だろうと期待している。東へ進み,高速道路に架かる橋を渡った。雪解けのあとでツクシの姿を探した土手には、沢山のツクシが見られた。何れも背丈が高くなって,スギナの姿も見られた。




広い草地の角を南へ曲がり,高速道路まで延びている木立に入った。マイヅルソウやユキザサに混じって,エゾエンゴサクが咲いていた。沢は大分色付いていた。三番通りに戻り、東の沢に入る。高速道路を瀬にした沢の対岸にも,キタコブシの姿が見られた。




沢伝いに二番通りへ戻り,公園に入った。長いスロープの途中から,咲き揃った2本のキタコブシが見えた。此処のキタコブシが最も遅れていたので、全て開花したことになる。公園に下りると,子供達が小川で遊んでいた。甥も子供の頃、こんな具合にしてサンショウウオの卵を捕って来たのかと,暫く眺めていた。今年の春は,キタコブシを充分堪能した。





バス通りへ戻り,両面テープを買求めて戻った。幅広い種は殆ど無くなり、札幌へ買求めに出かける必要が出て来た。切り抜いたボード全面に貼付けるので,膨大な量が必要となる。今朝も曇り空で気温が低い。暖かい春日和が待ち遠しい。