08, 04. 2010 マンサクに出会った


午後から晴れの予報が出ていた昨日は、気温も低く晴れ間は余りなく推移した。前日張り込んだ作品の一部のパーツを組み替え、加筆して、3点組の作品とした。これで、階下の平面作品は、8割位仕上がった。後は階上壁面の平面作品と新たな試みの作品に着手することになる。

2時前に、前日雨で廻れなかった東の沢の南側を廻ろうと、散歩に出かけた。何時も沢の東側を通るので、沢の西側を通り、団地の南端へ出て戻ろうと決めた。ナナカマド公園を南へ進み、二番通りを越える。昨秋見かけた茸を付けた切株が、現れていた。茸もそのまま残っていた。そっと触れると、予想を超えて固かった。



なるべく通ったことのない道を選び、住宅街を東へ進む。塀と道路の間の隙間には、クロッカス、スイセンフクジュソウ等、春の花が植えられている所が多い。塀の端から端まで、ヒマラヤユキノシタを植えているお宅があった。開花間近の蕾が持ち上がっていた。もうクリスマスローズが咲いているお宅があった。大きな葉のクリスマスローズだった。






突き当りに沢が見えて来た。東の沢の公園の西側に当たる。沢沿いの道を南へ向う。立て札が立っていて、狐が出ることが分かった。




一番通りに出て道を渡る。通りの南側が低くなって所々雪が融け、何か造形物が出ている。何時も北側の歩道を通るので気付かなかったが、どうやら公園らしい。造形物は、日時計だった。文字盤の位置に、円筒に切り出された石が円周を描いて設置されていた。シンプルな形の日時計なのに、何故か中心の黒い部分は、銅板を打ち出して鳥や植物等がゴテゴテと表されていた。大切な要の部分は、真黒でシンプルな方が良い。かなりの広さがあったが、樹はなく花壇と思われる縁石が見られた。車道からは随分低くなっていて、、北側の歩道からは、歩道脇の雑草に隠れて見えない。




公園を渡って、南側の住宅街に入った。突き当りに高架で線路を越えて来た国道が見えて来た。団地の南端の道を西へ向う。南向き庭のお宅に、シジュウカラが飛来していた。動きが忙しなく中々捉え難い。ゴミステーションで、面白いものを見付けた。薄い金属で出来た、カラスだった。何処のゴミステーションも、カラス対策は厳重となって、ネットの他に、金属の網が張られた箱を使用する所も出て来た。団地内で食料を調達出来なくなったカラスは、北の農場に向う様になっている。国道や線路の間の木立の存在は、団地を随分落ち着いた環境にしてくれている。






住宅街を北に進んで、花を付けている花木を見付けた。レンギョウかと思ったが、未だレンギョウは何処のお宅でも咲いていない。時期から推して、マンサクではないかと思われる。生花店で枝もののマンサクは何度も目にしているが、マンサクの木を見るのは初めてのことだった。




今日は、K・Kさんの工房に伺う。空は晴れて、気温も少し上がるらしい。工房のお庭はどの様な表情を見せているのだろうか。