07, 04. 2010 枯葉の下から
朝方の霧は晴れたが、雲は厚みを増して,昨日は薄暗い一日となった。午後からは雨の予報が出ていて陽射しは望めなかったが、前日切り取って組合せを定めたパーツを、礬水(どうさ)で床に張り込んだ。予報通り午後から雨が降り出した。
午前中仕事の合間に、庭に出てみた。フクジュソウが1輪開いていた。未だ残っている雪の傍で、白いクリスマスローズが、土から頭を持ち上げていた。雪が融けて地面が出ている所を見回る。枯葉の下から、芽を出しているサンカヨウを見付けた。芽数が増えている。直ぐ傍の枯葉を取除くと、ツバメオモトも芽を出していた。最上部の写真は、キバナカタクリ。カタクリは中々増えないが、アメリカ原産のこの種は良く増える。
ウメの枯葉を取除くと、チシマイワブキの芽が現れた。ゴツゴツした根を突き破る様に芽を出している。アツバサクラソウも、雪の重みで寝そべった様な状態で、発芽していた。家の左右は、屋根からの落雪が高く積っている。内庭も4分の1程しか地面が出ていない。この先、所定の位置から植物達が発芽して来るのを確認する時期となる。
雨が小止みとなった2時過ぎに、北東のスーパーに買物に出かけた。冬の間雪に完全に埋もれていたツバキが、姿を現していた。雪は右手にある灯油タンクの高さを超えていた。完全に雪で覆われていた為か、外気に晒されたツバキよりも、葉の傷みもなく、蕾も元気だった。雪の保存効果は、抜群であることが分かる。
バッグに入る軽く小さな買物だったので、帰りがけに東の沢の西側の遊歩道を廻って戻った。雪に埋もれていたクマザサが現れ、沢の様子は変わり始めている。薄暗い曇天でも、梢の色の変化が伺えた。南の方も廻りたかったが、雨がまた降り始めたので、諦めて戻った。雨はそのまま降り続き、夜半に雪となって、今朝は3・4cm積っている。折角芽を出した植物が可哀相。
アツバサクラソウ Primura auricula サクラソウ科
キバナカタクリ Erythronium Hybrids ユリ科
クリスマスローズ Helleborus orientalis キンポウゲ科
サンカヨウ Diphylleia grayi メギ科
チシマイワブキ Saxifraga nelsoniana var.reniformis ユキノシタ科
ツバメオモト Clintonia udensis ユリ科
フクジュソウ Adonis ramosa キンポウゲ科