29, 03. 2010 膨らむ木の芽


朝方は快晴だった昨日、午後から雪の予報も出ているので、早めに仕事に取りかかった。雲が現れ始めたが、前日の様に垂れ込めることもなく、気分よく仕事は運んだ。一段落し、乾きの時間は3時間程と読んで、南東にある日用品の大型量販店へ、切れかかっているハイポネックスと切り花の活性剤を買求めに出かけた。

前日よりは風が幾分弱く、陽射しもあって暖かい。西から流れて来る雲に追われる様に東へ向った。キャベツや豆類が植えられていた畑の中央が、四角く掘られていた。埋めてあった野菜でも掘り出したのだろうか。煉瓦工場では、冬期間雪の山が出来ていた歩道沿いに、煉瓦がまた積上げられていた。陽当たりの良い南向きの庭で、顔を出したエビネの葉を見付けた。





大型量販店の店頭は、すっかり様変わりしていた。ずらりと並んでいた除雪の道具に代わって、自転車と花木の苗木が並べられていた。




買物を終え、同じ道を戻るのは詰まらないので、南を廻って帰ろうかと考えた。東に見える広い道路なら線路が越せるかと、東へ進み南を目指したが、線路は大きな門で閉ざされていた。仕方なくその道を北へ向う。新しい家は敷地一杯に建てられ、庭がない家が多いが、旧くから住まわれていると思われる家は庭も広く、植えられている樹が大きい。西向きの庭のお宅で、大きなツバキの樹を見付けた。葉は少し傷んでいたが、沢山付いた蕾は、損傷がなかった。これなら遠からず、花が開くものと思われた。レンギョウも植えられていて、芽が膨らんでいた。





国道を渡り、二番通りを目指す。2軒並んだ旧いお宅に、2種類の蔦を見付けた。1軒のお宅は、車庫の壁に、キヅタと思われる常緑の蔦を、隣のお宅は、歩道沿いの家の壁に、落葉する蔦を絡ませてあった。初めて通る道筋だったが、点在する旧くから住まわれておいでのお宅が、魅力的な道筋だった。




二番通りへ出て、西へ戻る。南向きのお宅の庭にある大きな針葉樹に、ツルウメモドキが絡ませてあった。針葉樹の上の方には葉が付いていたが、途中の枝は枯れていた。ツルウメモドキは、絡んだ樹に害を及ぼすのだろうか。



東の沢の歩道沿いの樹の芽が膨らんでいた。大きな樹なのだが、何の樹なのかは分からない。最上部の写真は、名称不明の大木の梢。どの様な葉を開くのかが、愉しみになった。



午後大きな牡丹雪が舞い始めた。3時過ぎにはまた晴れ上がり、もう一仕事出来た。昨夜は月が見られたが、今朝はまた雪が散らついている。天候は中々安定しない。