21, 03. 2010 雪解けを進める雨


雨の予報が出ていた昨日、朝方の小雨は上がって、どんよりとした曇日になった。時折雲間から覗く太陽は、レモンイエロー シトロンの僅かに所在が分かる程度の陽射し。苦手な天候となった。教室を済ませて、明日からの仕事の為に、段取りを整える。暫く使用していなかった厚手の和紙は、中々手強い。何時もより膠の濃度を高くしているが、それでも床から外れてしまう部分が出て来る。手懐けるのが大変な代物。

買物があったが、今日から荒れる予報が出ていたので、前日外へ延びた枝を切る時間がなかったので、柄の長い鋏で剪定の続きの作業をした。もう少し切詰めたい枝もあったが、雨が落ちて来たので、取り止めた。取り敢えず、剪定を終了した。




雨が酷くならぬ内にと、北東のスーパーに買物に出かけた。濡れて風邪を引くのは避けたいので、最短距離を歩いた。雪は一層融けて、色々な植物が顔を出し始めていた。アヤメと思われる芽が出ていた。ナナカマド公園を抜けた所のお宅で、クリスマスローズを見付けた。もう蕾が持ち上がっている。此処のお宅のクリスマスローズは、黒に近い紫色でとても佳い。





背丈の低いヒヨクヒバを門の傍で見付けた。今迄雪に埋もれて見えなかったが、損傷もなく柔らかに葉を垂れていた。先日僅かに見えていたベニシタンは、大分姿を現していたが、未だ全体の4分の1程度。冠っている雪は未だ厚い。帰りがけ、ナナカマド公園のサクラを見上げる。随分芽が膨らんでいるが、開花までは未だ遠い。





夜半に雪に変わる白い戸外を予想していたが、雨が降り続いている。敷石が大分現れて来た。もう少し雨が降り続くと、ワサビが顔を出すかも知れない。