26, 02. 2010 雪の中から


殆ど陽射しはなかったが、昨日は気温がぐんと上がった。庭の積雪の嵩が減って、雪に覆われていた庭木が姿を現し始めた。不十分な陽射しで色を決定出来ないので、弱めの色調で流れを作った。夜半から雨で、今日も雨との予報が出ていたので、雨の中を生花の包みを持ち帰るのは大変と、雨が降る前にモデルの花を買いに出かけた。

昨年素敵な吊り花が下げられていたカーポートの雨樋から勢いよく雪解け水が落ちていた。道路は雪が緩んでズブズブ。車の轍には水溜りが出来ている。少し遠回りをして、中央の沢を廻って生花店に寄ることにした。




白樺公園を抜けて西へ向う。昨年何度も見上げたコブシが、芽を膨らませていた。写真を撮ろうと樹に近付くと、雪の中に埋った実があった。殻が開いている。土浦在住のMIXY 友のS さんが教えて下さった様に、この殻から赤い実がぶら下がっていたに相違ない。実を頂戴して来た。





沢の遊歩道を南へ進み、バス通りを渡って池を覗いた。一面に雪で覆われていた池は、岸辺の氷が融けて色が変わっていた。遊歩道に戻り南へ進む。雪面にカラマツの枝が沢山落ちていた。半ば埋っているので、以前に落ちたものが雪が融けて現れたものと見える。小さな新芽が膨らんでいた。ブルトーザーが押し上げた雪山の手前は雪が融けて、カラマツの落葉が見えていた。




遊歩道を離れ、住宅街を東へ進む。随分雪が融けたので、ヒイラギナンテンはどうなっているかと立寄った。雪の山から僅かに先端が覗いていた。今迄は完全に雪に埋っていたことになる。現れた門柱からベニシタンが出ているお宅があった。赤い実が門柱の上に落ちていた。




更に東にツツジが雪から顔を出し、赤い芽が膨らんでいるのを見付けた。大きなコブシのあるお宅では、下の雪山から折れた枝が現れていた。学校帰りの小学生が、氷の浮かんだ水溜りで遊んでいる。彼等は真直ぐには歩かない。雪玉をぶつけ合ったり、雪山によじ上ったり、賑やかなことこの上ない。生花店アネモネミモザを選び、ついでに桃と菜の花も買求めた。





昨夜来の雨で、内庭の雪の高さが半分程に減っている。週間予報の雪だるまのマークが減って来たのが嬉しい。