01, 02. 2010 贈物の晴天


満月のご利益か、雪の予報を覆して、昨日は晴天の日曜日となった。日常の雑事はそこそこに、仕事に取りかかる。青が輝いて動き出し、気分が乗って幾分躁状態で仕事を進められた。絵具を含んで和紙が膨らみ始め、仕事を打ち切る。佳い条件下で制作出来る機会は多くはないので、走り回れる程広い空間に多くの作品を張り込んで仕事をしたいと何時も思うが、これは叶わぬ夢。

2時前に散歩に出かけた。中央の沢の北側を廻って来ようと西へ進む。幹線道路は路面が乾き、枝道も雪が緩んでシャーベット状態だった。昨年花後の実を何度も見上げたコブシは、新芽を大きく膨らませて輝いていた。帰りがけに見た上写真の新芽に比べて、数が少なく大きいので、モクレンなのかも知れない。




沢の遊歩道入口に出来た雪山の大きさに驚いた。ブルトーザーで押し出された雪が巨木の奥迄伸びていた。斜面を登って沢を見下ろす。雪の塊が斜面を転げ落ちた跡が幾つも残っていた。沢を歩いた足跡も見受けられた。何時もは笹薮越しに離れた位置から見上げる巨木を真下から見上げる。幹にも触れてみた。少し大回りをして、沢の西側を廻ろうかと思い付く。




予定変更で北へは向かわず、遊歩道を南へ向ってバス通りへ出た。沢を見ながらバス通りを西へ向う。東の遊歩道とは異なり,西の道は除雪がされていなかった。人が踏み固めた細い道。前方に歩く人の姿が見えたので、大丈夫だろうと踏み込んだ。細い道が延々と続いていた。行き止まったたら戻るもよし、西側のアパート群の中を戻ることも出来る筈。




西側の樹々も大きかった。何時も散歩は午後からになるので、東側の遊歩道では逆光となる。陽を浴びた樹々を撮れるのが好ましかった。沢の北外れに近い池には、木製のデッキが設えてあった。細い道から足跡がデッキの周りへ伸びているのが見受けられた。





細い道は三番通り迄達していた。通りに続くヒバの生垣の間から、通りの北にある木立が見えた。開発される以前には、この沢は更に北に伸びていたものと思われる。三番通りを東へ戻り、沢の東の遊歩道を通って戻った。



昨夜10cm程雪が降ったが、明けて来た空は晴れて雲がない。今日も佳い仕事日和になりそう。