21, 01.2010 雪捨て場
予報の様に雨は降らなかったが、昨日は久々に暗く鬱陶しい一日となった。数日明るい陽光の下で仕事を進め、前日は殊の外明るかったので、目や頭が輝く青を記憶していて落差が大きい。2時間程粘ってみたが調子が上がらず、仕事を切り上げ、溜った雑事や、今日の工房行きの準備をして過ごした。大寒というのに気温は上がり、窓を塞いでいた雪は嵩が減って、窓から離れた。家の壁との間にも、隙間が出来ている。
11時少し前、雨が降らぬ内に雪捨て場の様子を見て来ようと出かけた。大雪から三日経って、雪捨て作業も一段落ではないかと思ったのだが、予想は外れた。相変わらず、トラックの往来が多い。歩道は車道側に道幅が広げられ、車道との境に出来た雪の山は半分程に削られて、見通しが良くなっていた。道路が交叉する角も、雪は斜めに大きく削られ、車が曲がり易くなっていた。
暖気で緩んで柔らかくなった雪は、歩き易かった。三番通りを超え、四番通りへ向う途中で、何題ものトラックに追い越された。四番通りを超えて雪原を見渡す。遠方の山々は雲に隠れて見えなかった。西に目を移すと、雪捨て場には多くのトラックの姿が見られた。雪の山は高さを増し、北と西へ大きく広がっていた。融けて汚れた雪も見える。西に高くなった斜面では、トラックが落とした雪をならす人々の姿も見られた。
四番通りに戻って、南側の歩道を西へ進み、雪捨て場を間近に見ることにした。防風のパネルが途切れた幅広い入口は、雪を積んで入って来るトラックと、空になって出て行くトラックがひっきりなしに通る。西に高く見えた雪山は、防風のパネルの高さを超えていた。
歩道は綺麗に除雪されていたので、真直ぐ西へ進み、次の交差点から三番通りへ戻って帰ることにした。車道の車の往来は多いが、歩道を歩く人の姿は見られない。丁度白樺公園の北に位置する辺に、木立が見られた。元々は原始林から続く沢だったのか、幾分土地が低くなっている。木立は四番通りを超えて、北にも続いていた。
サイロを備えた酪農農家と思われる家が数軒見られた。雪原は牧草地なのかも知れない。暖かくなったら、また通ってみたい散歩道だった。
明けて来た戸外は雪が降っている。10cm程は積ったろうか。工房の付近も、雪に埋もれていることと思われる。