20, 01. 2010 氷と雪の形象


前日の壮大華麗な夕焼けが物語ったように、昨日は良く晴れ上がった。気温も上がって雪の嵩は更に減り、窓を塞いでいた雪も高さを減らした。上の写真は、窓の小屋根に出来た氷柱を室内から一昨日に撮ったもの。大屋根も他の小屋根の雪も直ぐに落ちたが、避難用の梯子に繋がる金具が付いているこの部分は、何時も雪が残る。下写真は、外からの小屋根の雪と、昨日の氷柱の様子。止まっていた雪は、正午過ぎには落ちた。




庭には“白馬”も現れた。アトリエ前のシャクナゲに降り積もった雪が作った造形。一昨日は勢いが良かったが、昨日は大分融けて、白馬は身をくねらせていた。




明るい陽光に恵まれて、仕事を進める。せめぎあう青に触発されて、気分が躁状態になるのが良い。今日の雨の予報を考えて、3時過ぎ迄仕事を続けた。日が随分長くなって、未だ日の位置が高い。大雪の其の後を見ようと、散歩に出かけた。雪を満載したトラックや空のトラックが行き交う。好天もあって、人々が庭から出した雪を近くの雪捨て場となっている小公園に運ぶ姿が見られた。東を少し廻って来ようと、ナナカマド公園へ向う。公園の歩道は綺麗に除雪されていたが、ブルトーザーが押し上げた雪が山になっていた。公園と東西に走る道路が接する部分には、何れも大きな山が出来ていた。あちこち廻って目にした小公園は、何れも臨時の雪捨て場と化していた。




廃屋と想われる家には、軒に氷柱が盛大に下がっていた。昨今では軒端の氷柱は珍しい。雪吊りが施された松には相当量の雪が残り、重そうだった。たっぷり雪を乗せたヒバの生垣には、雪が融けて小さな氷柱が出来ていた。







雪や氷の形象を見ながら東の沢近く迄歩いて、日が傾き出したので夕陽を見ながら戻った。



今日は更に気温が上がって、雨が降るとの予報が出ている。雪の量が減るのは好ましいが、雨で溶けた路面が凍ると、明日の工房行きは、難儀が予想される。