04, 01. 2010 仕事始め


雪に閉じ込められる三が日を覚悟していたが、2日の降雪のみで、穏やかな新年だった。年始の降雪や降雨は、「御降」と書いて「おさがり」と呼ぶ豊作の兆しと、朝刊のコラムに書かれてあった。今朝も上弦が欠け始めた大きな月が見えるので、晴れていると思われる。今日から制作を再開するので、明るい陽光の下での仕事始めは、幸先が佳い。

上写真は、昨日の朝焼け。雲の流れが綺麗な朝焼けだった。前日雪で外へ出なかったので、賀状が着くのを待ってから、投函しに出かけることにした。旅行にも再三お伴をした、黒い薄い革が貼られた気に入りの住所録は、旅立たれた方々も多くなり、転居をされた方々の欄も一杯になり、混乱を極めている。賀状を戴いてから、書かなかったと気付いた方が随分多くあった。案の定、昨日戴いた賀状にも、書かなかった方からのものが含まれており、書き足した。6月の個展の前に、住所録を新しく作り直しておきたい。

賀状を投函して、商店街と小学校の南に広がる公園界隈を歩いてみた。ドラッグストアが1軒開店しているのみで、商店街にはシャッターが下りていて、殆ど人通りがない。公園の東にあるお宅で、未だ枝に残っている木の実を見付けた。ボケの実に似ているが、枝には棘がない。雪が来る前は色が沈んでいた枯れたアジサイも、雪とのコントラストで、華やいで見える。上空と東の空は晴れているが、西には雪雲が広がっていた。





公園の西の方に、ヒイラギナンテンのあるお宅があったのを思い出し、立寄ってみた。僅かに紅葉が進んだろうか。MIXY 友から戴いたコメントには、真っ赤に紅葉して、黄色の花を咲かせると書かれていたが、その状態には程遠い。放射状に開いた葉柄の中心にあるのが花穂だろうか。どの様に変化して行くのかこれからが愉しみ。




足元の雪は、日中融けて夜分に凍ることを繰り返した、ザラメ状の雪で歩き易い。読みかけの本が気になって、遠征は取り止めて公園に戻り、北へ進んで白樺公園を抜けて戻った。




弱々しい光ながら、夕焼けが見られた。一夜明けて、今朝は青空が広がっている。佳い気分で制作を始められる。