30, 12. 2009 天気予報


ずらりと並んだ雪だるまのマークに、薄暗い年末を覚悟していたが、昨日は良く晴れ上がった。つい先日の新聞のコラムに、気象庁が50年続けていた桜の開花予想を止めたことが取り上げられていた。民間の情報や予想が充実し、桜の名所のピンポイントの開花予想も出る様になり、予想の精度は、気象庁のものが最下位だったと云う。“潔い”撤退と書かれてあったが、本業の天気予報や地震情報は人命にも拘わることだけに、精度を上げて欲しいもの。

午後から正月用の生花を買求めに出かけた。生花店は大晦日迄開いているが、花きの競りは、29日で終ることを生花店の方に教えて頂いていたので、毎年この日に買求めている。外へ出ると日向は暖かかった。時間も早いので、大回りをして最後に生花店へ寄ることにした。家の横の道路を南へ進んで、一番通り迄歩く。人通りの少ない歩道は比較的歩き易いが、人通りの多い歩道は、足跡や自転車の跡がそのまま凍って、危険極まりない。一番通りには、豪気に歩道迄ヒーティングを施しているお宅があった。昨日は葉が緑のままのツタを載せたが、通常のツタは紅葉した葉が枯れて、僅かに残る状態になっている。





一番通りを西へ進んで、白樺公園やナナカマド公園に続く公園を北に入った。過日見付けたコブシかモクレンと思われる大きな樹木は、銀色の綿毛に包まれた新芽を青空に向って伸ばしていた。ヒメアオキは半ば雪に埋もれていたが、葉は艶やかなままだった。




小学校の南の公園が大きく広がっている方角から歓声が聞こえた。公園の西南に造られた小山で、そり遊びをしている。小さな子供達ばかりでなく、若い人々の姿も混じっていた。公園は閑散としているよりは、人々の姿があった方が佳い。




公園の中程にあるケヤキを見上げる。来年は、新芽が芽吹く頃から何度も足を運びたいと思っている。生花店で花を買求めたが、選んだハボタンは、支店の方に佳いものがあるので、今日届けようかと云って下さった。僅かな量なのと、年末の忙しい折なので、散歩を兼ねて再度伺うからとお断りして、大きな包みを抱えて戻った。



夕刻、少し弱いながらも夕焼けが見られた。好天はもう少し持続しそうに思われた。