18, 12. 2009 氷の華


前日の夕陽で予測通り、昨日も良く晴れた。道東の芽室町では、最低気温が-25 度になったと報じられていた。この気温迄下がると、日本酒はおろか醤油も凍結するらしい。アトリエのガラス窓には、僅かに氷の華が咲いた。室内の気温が外気で冷やされて窓ガラスに氷が貼り付く現象で、ペアグラスが嵌った母屋の窓では出来ない。アトリエの窓は二重戸になっているが、30年以上も前の建具で窓枠は木材で出来て居り、気密性に欠ける為に氷の華が出来る。子供の頃は、ガラス窓も一重で、外が見えなくなる程、厚く氷の華が咲き,手指で文字や絵を描いて融かして遊んだ。昔は軒下に氷柱が付き物だったが、住宅の気密性が高まった昨今では、氷柱を見ることも稀になった。

チェンマイ在住の友人から、早々とクリスマス カードが届いた。そろそろ年賀状の準備をしなければならないと。仕舞い込んだパーツの残りを取り出してスキャンしてパソコンに落とした。






明るい陽光に誘われて、パーツをいじり回しているうちに作品を創りたくなり、賀状の作成を後回しにして、1点作品を仕上げた。切れ味の佳い作品が出来上がった。玄関ホールか、最初の部屋に合いそうに思う。今日は賀状を手がけなければならない。賀状は気が重いが、この年齢になると、恙なく暮している存在証明の役目をしてくれる。パソコンに落としたパーツを、どの様に料理しようか。