17, 12. 2009 降雪の筈が


天気予報にずらっと並んだ雪だるまのマークに、根雪になることを期待しているが、雪は中々降らない。昨日も一時雪雲は広がったが、降雪はなかった。気温は低く真冬日で、此の状態が植物達には最も危険な条件となる。道央の滝川では、56cm の積雪が報じられていたが、それ程降らなくても、2・30cm の積雪があると、佳い防寒材となってくれる。

仕事が立て込んで来ると、優先順位をつけて、重要度の高いものから仕事をするので、取るに足らない仕事は後回しになる。此の取るに足らない仕事も、数多く溜ると、結構厄介なことになる。工夫の余地もなく、ひたすら時間のみ要求する仕事群。年末を前に区切りをつけておこうと黙々と進めたが、中々捗らない。2時過ぎに一区切りついたところで、気晴らしに散歩に出かけた。苦行はあと2・3日は続きそう。

前日余り歩かなかったので、西の北の沢を廻り、北東のスーパーで買物をする順路を立てた。雲が広がって来たが、雪は降って来ない。前日よりは幾分気温が上がり、寒さに身体も慣れて、問題なく歩けた。益々色を失った沢の樹々が、凍結して水面に雪を冠った池を背景に浮かび上がる。前日の道庁の池と比べると、当地の方が気温が下がっていることが分かる。天狗の団扇の様な大きな葉を付けていたトチの木の枝の先端に、大きな新芽が出来ていた。沢の北外れの三番通りに近い位置で、ヤドリギを見付けたが、アカミヤドリギではなかった。





三番通りを東へ戻る。来るべき雪に備えて、生垣に木材で冬囲いをしているお宅があった。大きなボケの木があって、未だ実が残っていた。良く見ると、小さな赤い花芽が出ていた。すっかり凍って、黒く変色したマユミの実を見付けた。数日前、日野在住のMIXY 友のブログで、赤く花の様に綺麗なマユミの実の写真を拝見したばかり。何とも可哀相な姿だった。白樺公園近くの荒れ果てたお庭に、伸び放題のノバラが赤い実を付けていた。





昨日、工房のK・K さんと連絡を取り、21日にお邪魔することになった。間に合えば陶筥を持参したいと思った。粘土を固めて成形し、左右に同じ高さのものを並べ金属線を滑らせて、身と蓋を切り分ける。長い間、「ホワイト ボックス展」という企画展にアクリルで制作した作品を出品した折に、アクリル工場の方が下さった定型のアクリル板を左右に積上げて引き切りの作業をしていたが、今回作ろうとしている陶筥はサイズが大きく、このアクリル板では切り離せない。細長い深めのプラスティックの容器を2つ買求めた。中に粘土を入れ安定させて使用する積り。一時広がった雲が消え、帰路は眩しい程の夕陽だった。