15, 12. 2009 寒波到来


雲は多めながら、昨日も晴れ間の多い一日だった。戸外は明るいが、シャクナゲの葉が巻いて、気温が下がっているのが分かる。シャクナゲの葉は気温が下がると、裏側に円く巻いて、葉巻の様な形になる。下の2葉の写真は、先週初めの降雪があった折のシャクナゲの様子。雪は降ったが、未だ葉は巻いていない。




寒さの象徴の様に思われる雪も、植物達には良い保温材となる。雪がなく寒波が続くと、植物へのダメージは大きくなる。今日から予報には、ずらりと雪だるまのマークが並んでいる。早く根雪となって、雪の布団をかけて欲しいもの。





散らかったアトリエを片付けて、山積している日常の雑事に取りかかる。今日のゴミの集荷に合わせて、不要品を纏める。限られた空間で暮すには、溜って行く不要品を処分するしか、すっきり暮す方法はない。“縫製工場”と化していた寝室の大きなテーブルの上も片付けてすっきりさせた。テーブルに乗せてあった2枚のCD が出て来て、気に懸かっていた礼状を作成する。

先週初めに、2枚のタンゴが納められたCD が送られて来た。差出人のお名前に、心当たりがない。曲の解説と、CD が作成された経緯が書かれた書類が入っていて、漸く高校時代の同級生からのものと判った。同じ学校に同時期通うということで束ねられていた者が、卒業後夫々の道を放射状に分かれて進み、50年という年月を経ると、夫々の距離が大きく開いているのを実感する。

陽が傾き出した中を、遅ればせの礼状を投函しに出かけた。風はないが、かなり冷え込んでいた。帰り道、過日見付けた柿の実はどうなったのかと、回り道をしてみた。寒さで凍った実は、未だ枝に残っていた。鳥が突ついた跡もない。食いしん坊のヒヨドリも柿の実は啄まないのだろうか。目立たぬと教えて頂いた花を、来年見る愉しみが出来た。





壮大な夕焼けだったが、今日からの天候の崩れを暗示する様に、幾分不気味な様相を見せていた。何れのお宅のシャクナゲも、葉が細く巻いていた。