14, 12. 2009 冬のフサフジウツギ


今週続く降雪の予報を前に、昨日は曇の予報だったが、思いがけず良く晴れて陽射しのある一日となった。日常の雑用もそこそこに仕事に入る。新たに作っていたパーツが少し弱く感じられ、1点にたっぷり絵具を施す。もう1点は調子が合っていたので、水張りをしながら礬水(どうさ)で貼り合わせて行く。少し予定変更があり手こずったが、午前中で何とか1点を仕上げた。雑事をしながらもう1点の絵具の乾きを待つが、中々乾かない。2時前に気晴らしに、散歩に出かけた。

先日電球を買いに出かけた帰り道、夏に涼しげな円錐花序の花を付けていたフサフジウツギに新芽が出ているのを見付けた。写真を撮ったが、陽光不十分で、シルエットの様な黒い姿が残っていた。もう一度確かめて、東の沢を廻って帰ろうと、南東へ進む。塀から枝を出して黄色の花を付けていたキンシバイが、茶色の実を付けていた。住宅地の中に数カ所ある畑では、キャベツや白菜の収穫が終り、外側の青い葉が残されていた。このまま朽ちさせて、土に還すのだろうか。秋に赤い実を付けていたアスパラガスは刈り取られ、大きな畝が出来ていた。





東の沢の手前にあるお宅に辿り着く。歩道は沢に向って傾斜しているので、南向きのお庭の塀は、見上げる程高い位置にある。高い塀から歩道の方に枝を張り出して、花を付けていたフサフジウツギは、初冬には剪定されて先端が切り揃えられていた。新芽が伸びて、花序も付いている。ここ暫く降雪がなかったので、芽が伸びたのだろうか。お庭の直ぐ東の沢の大きなカラマツが迫出して、沢山の小さな松毬を付けていた。夏の花の様子は、下記のアドレスからご覧頂きたい。

http://d.hatena.ne.jp/atarou/20090808/1249674488



沢の東側の道を北へ向う。バス通りを渡って、沢の西側の道を北へ進んでみた。余り背丈のない木に、ヤドリギを見付けた。手前は土手になっているので、比較的近い位置で見られたが、此処のヤドリギの実も黄色かった。もう少し北へ進むつもりだったが、小雪が散らついて来たので、沢を離れて西へ向った。住人のいなくなった空き地では、ヤハズススキが、すっかり脱色されて輝いていた。





バス通りの北に広がる牧草地から見ると、北西の方から雪雲が大きく迫出して来ていた。幸いその後は雪も降らず、夕刻迄陽射しがあった。漸く乾いたパーツをベースに、数種のパーツを組み合わせて、夕刻前に残りの1点を仕上げた。年内の仕事は終わった。余程の晴天に恵まれたら、小品を手がければ良い。