10, 12. 2009 焼き菓子


本当に久々の青空が広がった昨日、全ての雑事を棚上げにして、朝食後直ぐに仕事に取りかかった。明日迄3日間好天の予報が出ているので、この間に纏まった仕事を進めておきたい。12月の陽射しは稀なことと、この先日は益々短くなる。ここで一区切り付けておけば、後は年末の雑事をこなして、年明けの明るい陽射しを待てば良い。青が輝いて、動き出す様な強い陽射しではなかったが、仕事は進められた。2時を過ぎて一区切り付いたのので、買物に出かけた。

長い間外に出かける仕事を続けて来たので、間食をする習慣はない。考え事をしていて行き詰った折に、無性に甘いものが欲しくなる事があるので、自室の冷蔵庫には気に入りの甘味を入れてある。生クリームがたっぷり入り、無闇にトッピングされたケーキ類は苦手で、生地の良い焼き菓子が好みなのだが、中々好みの焼き菓子には出会えずにいた。昨年個展の折に、展示を手伝って下さった友人の作家が、会期に入ってから再訪して下さり、たまには女性が喜びそうなものをと、少し照れながら綺麗にラッピングされたお菓子を下さった。さっくり焼き上がった焼き菓子の詰め合わせだった。生地も焼き加減も好み通りの逸品。見知らぬ名の製造元だったので、Net で調べてみると、札幌の西外れにある店のものだった。喫茶室も備えた素敵な店舗の写真が出ていた。いくら美味しい焼き菓子でも、此処迄買求めに行くのは大変とHP を読み進むと、デパートの地下に出店があることが分かった。以来、大通公園に近いデパートで買求める様になったが、北東にあるスーパーに出店があるケーキ店でも、昨年末から数種の焼き菓子が売られる様になった。こちらは、タルトが中心なのだが、味は悪くはない。オレンジと夏みかんのピールも売り出された。サン・ルイ島の有名なチョコレートの店で、買求めて楽しんだオレンジピールを思い出し、時折買求めて来る。デパートの地下の有名チョコレート店のピールの様に、篦棒に高価でないのが有難い。頻繁に手を伸ばす様では肥満が心配なので、行き詰りを起こさず、頭が円滑に動いてくれるのを願うのみ。





陽射しはあったが、風が冷たかった。ヒマラヤユキノシタの葉が凍って、塀から垂れ下がっていた。ナナカマド公園のエゾノコリンゴも凍って、膨らんでいた。夏の長雨でナナカマドの根元に生えたキノコは、苔が付いて緑色になっていた。この寒空に、未だ咲いているバラの花があった。






帰りがけ札幌の方を見ると、札幌の北西から雪雲が大きくせり出していた。札幌は雪が降っていたのかも知れない。一時雲が広がったが降雪はなく、綺麗な夕焼けが見られた。