07, 11. 2009 制作過程


一昨日の夕焼けは美しかったが、昨日は期待に違わぬ好天だった。風は少し冷たかったが雲一つなく晴れ上がり、日向は温かかった。ゴミの集荷場所へ大きな袋を5つも運んで、庭仕事を完了した。

太陽の位置が低くなり、陽射しがアトリエの中程迄入って来る。仕事は気分良く進み、階段周りの為の小品2点を仕上げた。右手は縦が1m, 左手は90cm に仕上がった。準備したパーツを礬水(どうさ)で貼り合わせて行くのだが、順に重ねる訳ではないので、組み方がかなり複雑となる。接するどちらの紙片が上になるかで、意味合いも動きの力も変わって来る。紙片の切断は、引き切りという方法で行う。紙片を折り曲げて、折山に水を付け、和紙を左右に引いて切り離す。切り取られた断面は直線とはならず、多少の凹凸と和紙の繊維が出た柔らかなものとなる。

最初の小部屋の為の、横幅180cm 程の2点と大きな空間の吹き抜けの下の小壁に展示する作品が出来上がった。メインとなる横幅3m, 高さは2m強の作品は、全てを貼り合わせず、現場で様々なパーツを段差を付けて展示する方法を採った。全てを貼り合わせてしまうと、運搬も収納も大事になる。予定している平面作品は、ほぼ半分が仕上がった。作品の裏に貼り合わせるボードのカッティングと張込みの作業が一苦労なのだが、単純作業なので所用時間は読める。




飼い猫のアタローの傷が、中々治らない。表皮が張ると、かゆみでもあるのか、床や壁に背中を擦り付けて、折角の表皮を剥いてしまう。昨日も籠に入れられて病院へ向った。




病院にも慣れたのか、戻っても隠れてしまわなくなった。外は好天。出して欲しいとしきりにアピールするが、その状態では当分は無理。他にすることもなく運動不足で、肥満が心配になって来た。