22, 10. 2009 庭木の引越
昨日は気温が下がり、雨も時折落ちて来て、陰鬱な天候だった。色を使う仕事には不向きなので、出来上がったパーツを組合わせる作業をした。最終的な色の調整は、晴天の日を待たねばならない。今日は午後から晴れの予報が出ているが、青が輝いてくれるだろうか。
西隣のお宅に続いて、7月末に東隣のお宅も、直ぐ近くの新しい住居に引越され、若い2人のお子さんを持つご夫婦が越して来られた。数多くの庭木や盆栽の鉢はそのままの状態だったので、新しいお宅はお庭も狭いので、このまま残されるのかと思っていた。9月下旬になって東の歩道側の塀が壊され、庭木の引越が始まった。引越先のお庭には植え込む土地の余裕がなく、造園業者に引き取って貰うとのことだった。樹々の蒸散作用が下火になる季節を待っていたらしい。
次々と根廻しされ、荒縄で縛られた庭木がクレーンでつり上げられて、庭から運び出されて行った。アトリエの東の細い窓の直ぐ前にある、曲りくねった松も運び出されるかと期待したが、此の木は根廻しされずに残っている。最初の住人だった方が植え込まれた芯の枯れた大きなイチイと、その後に入られた住人が植え込まれたこの曲りくねった松は、造園業者のお眼鏡には適わなかったのかも知れない。不自然にくねくねと曲げられた松を見たくなくて、成長が早いと思われたバイカウツギを松の手前に植え、予想通りバイカウツギはこんもりと広がって、上手く松の木を視界から遮ってくれてはいるのだが、どうやら期待は裏切られそうな気配。
小学校の低学年と幼稚園に通うお子さん2人のお宅なので、庭木等なく、走り回れる庭になれば良かろうと思うのだが、もう2週間余り、工事は中断したままになっている。
イチイ Taxus cuspidata イチイ科
ゴヨウマツ Pinus parviflora マツ科