14, 10. 2009 ホトトギス2種


季節の変り目特有の、不安定な天候が続いている。とうとう雪虫に出会った。そろそろ冬囲いの申込書を、送った方が良いかも知れない。申込が早過ぎると、未だ綺麗に色付いた樹々が、荒縄でギリリと縛られ可哀相だし、時期が遅れると寒い中で作業をして頂くことになり申し訳ないしと、毎年申込の時期を決めるのには悩まされる。

ヤマジノホトトギスに続いて、ヤマジノホトトギスの園芸種と思われるホトトギスが咲き出した。葉の両端に、白い筋の斑が入った種。10余年前に植え込んだ1株が増えて、花のない時期、切り花としてとても重宝している。5月に焼いて頂いた、口の広い青白磁の水差しに、1種活けでどんと入れてみようか。






庭のホトトギスの中では最も花期の遅い、長い茎を垂らし、多くの花を付けるホトトギスも開き始めた。以前は、未だこの種が咲いている内に雪が来て、慌てて刈り取り、家中にホトトギスを飾ったことを思い出す。温暖化で雪の時期が遅れているのか、花期が早まっているのか、ここ暫くはその様な経験はない。背を高く伸ばしているシオンも開き始めた。愈々最終盤となって来た。




ホトトギス     Tricyrtis hirta ユリ科
ヤマジノホトトギス Tricyrtis macropoda ユリ科