16, 09. 2009 ニシキギ


大きな車道を北へ渡って、東へ進む。西へ向かう車が中央の分離帯で遮断されて目に入らず、疲れない。分離帯には様々な樹が植えられているが、7月の散歩で見事に花を付けていたシナノキを目で追う。

http://d.hatena.ne.jp/atarou/20090714/1247519233

シナノキは、もう黄葉が始まっていた。電線を超える高さの大きなシナノキがすっかり黄変する頃、また見に来ようと思った。花の跡に出来た丸い小さな実は、どの様に変化するのだろうか。

アカバナツメクサやノラニンジン、クサフジ等が咲き乱れていた、札幌の方角が見渡せる程広い空き地は、草が刈り取られてしまっていた。何もなくなった空き地は、一層広大に見える。500m程進んで、前方に目をやるが、視線を受止めてくれていた大きな柳の姿は、既にない。昨日登場のエゾトリカブトと同様に、身近な風景も変化して行く。

団地に近接した住宅街で、ノイバラが赤い実を付けていた。大きな株だった。




目的の買物前に、スーパーの手前にある大きな樹を覆うヤマブドウを眺めた。すっかり色付いた葉が、様々な模様を見せている。サンカクヅルの実は、僅かに黄ばんでいたが、あまり変化は見られなかった。




買物を済ませて、帰路東のナナカマドの公園を通ると、早々と夏から紅葉を初めていたニシキギが、真っ赤に燃えていた。庭のニシキギは、漸く実が赤くなり始めたばかり。日照不足の為なのか、理由は良く分からない。




シナノキ  Tilia japonica シナノキ
ニシキギ  Euonymus alatus ニシキギ
ノイバラ  Rosa multiflora バラ科
ヤマブドウ Vitis coignetiae ブドウ科