12, 09. 2009 コブシの実


朝から晴れた昨日は、強い風ながら一昨日より気温も上がり暖かかった。風に運ばれて、様々な形の雲が空を流れる。日没時には雲が薔薇色に染まり、美しい夕焼けが見られた。今朝も良く晴れ渡っているが、相変わらず風が強い。夕刻には雨の予報も出ている。

先日のヤマシャクヤクの実に、MIXI友のSさんが、コブシの実に似ているとのコメントを下さり、昨日の日記に赤く色付いた大きな鞘と、赤い大きな実の写真を載せられた。形状と大きさは異なるが、花の在り様からは想像もつかぬ奇怪な形という点では一致している。写真を拝見して、先月末に名称不明のまま載せた花木の実であることを確認出来た。コブシの実だった。

http://d.hatena.ne.jp/atarou/20090831/1251670369

郵送する郵便物があって、郵便局へ出かけるついでに、先日のお宅と4月に花を載せたキタコブシのその後を見るべく、散歩をすることにした。先日余りの奇怪な形に目を止めたコブシの鞘は、少し赤味を帯びていた。



中央の沢へ向かう途中にある2軒のお宅のヤマボウシの実は、赤く色付いていた。最後に見付けたお宅のヤマボウシの実は膨らんで、実の凹凸が大分失せていた。帰りがけに立ち寄った沢の東の遊歩道近くのお宅のヤマボウシは、未だ花を付けていたが、僅かに色付き始めた実も見受けられた。






4月以来の中央の沢の西側の遊歩道を歩く。花の時期には、樹々には未だ葉がなく、白い大きな花が遠方からでも見付けられるが、花期が終るとコブシの樹は雑木の緑に埋没して、目をやることもなく、あの様な実を付けることを知らなかった。池から立ち上がる斜面に生えているコブシは途轍もなく大きな樹で、実の在り様を見る等不可能かと思われたが、首が痛くなる程高い梢に僅かに赤い実を確認出来た。



西側の遊歩道には野の花は見受けられなかったが、マユミの赤い実が雑木林を彩っていた。遊歩道が切れ、団地へ入る車道へ出た。天気は良し、駅前を通って何時もの沢の東側の遊歩道を戻ることにした。



コブシ   Magnolia praecocissima モクレン
マユミ   Euonymus sieboldiannus ニシキギ
ヤマボウシ Comus kousa ミズキ科