03, 09. 2009 ナツエビネ


一昨日程空の青の強さと深さはなかったが、昨日も良く晴れた。夕刻には、刷毛をダイナミックに駆使した様な、壮大な筋雲が現れた。道北では、早朝の気温が4度弱、日中の最高気温が26度を超えて、気温差が22度を超えたと報じられていた。放射冷却に因るものと思われる。今朝も良く晴れているが、気温は下がって、身体を動かさぬパソコンでの作業は寒い。

2本の湾曲した花序を持ち上げていたナツエビネが、漸く数輪の花を開いた。開花間近の蕾の部分迄は、茎が屹立しているが、先端は未だ項垂れている。花芽を登場させたのが8月7日。花芽を見付けてから、ほぼ一月が経過した。





淡いピンクの花は、大きく美しい。冬が厳しく長い当地では無理かと思われたが、無事に根付き、冬を越して開花してくれたのが嬉しく愛おしい。数年花を付けなかったエビネとサルメンエビネを、昨秋場所を移して植え替えをしたら、今年は芽数が増えて、勢いが良くなった。来年は3種のエビネを楽しむことが出来るかも知れない。




ナツエビネ Calanthe reflexa ラン科