23, 08. 2009 シュウメイギク


思いがけずやって来た夏日だったが、一昨日程気温は上がらず、今日から予想されている雨を伺わせる天候だった。今朝は未だ雨は降っていないが、雨雲が広がっている。これからの雨は、暑気を流し去る感じがあって、気が滅入る。

高く蕾を持ち上げていたシュウメイギクが咲き始めた。茎の中心の蕾の周囲に、分枝した茎を更に30cm程伸ばし、頭頂に蕾を付ける。開花は、中心の低い位置の蕾から始まる。低い中心の花が開き、高い位置の蕾から白い花びらが覗く頃の姿が好ましい。切り花には高く伸びた花を利用するが、頭頂の花が一斉に開く頃は何とも賑々しく、少々鬱陶しい。ピンクの種も植えてあるが、断然白い種が佳い。あと1月近く、庭を彩ってくれる。





細長く伸びた茎に多くの花を付けているコムラサキが、枝の付け根の方から実を付け始めている。長い枝の先端の方は未だ蕾で、開花していない。長い枝には時間軸の様に、3つの状態が共存している。5cm程の緑色の幼虫に、葉を食べられたセッコウボクの白い実が、大きくなって来た。葉を食べられて、枝先の花が枯れてしまったものもあるが、何とか持ち堪えてくれた。この実は、雪が来てもこのまま残っている。




コムラサキ   Callicarpa dichotoma アカネ科 別名 コシキブ
シュウメイギク Anemone hupehensis キンポウゲ科
セッコウボク  Symphoricarpos albus スイカズラ