16, 08. 2009 タイワンホトトギス


お盆休みも今日でお終い。ニュースでは延々と続く渋滞の車の流れが、映し出されている。降雨と地震で崩壊した東名高速道路が、例年の渋滞をさらに酷くさせている様子。炎天下数十キロをのろのろ動かねばならぬ過酷な移動を思いやる。昨日従兄夫婦と長女の一家が、墓参の帰りに寄ってくれた。一回り年長の従兄は、昨年個展に訪ねて来てくれた折には、顔色も悪く足の運びも覚束なくて気になっていたが、見違える程元気になって安堵した。

数種あるホトトギスの先陣を切って、タイワンホトトギスが咲いている。もう1週以上も前に、昨年家の西側の犬走りの砂利を少し除けて造った植込みで咲き始めた。親株から分けて植え込んだもの。親株が花を付けぬのに気付き良く見ると、数本が何れも花芽を虫に食べられていた。虫の害を免れた1本が昨日咲いて、遅ればせの登場。背丈は20cm程。昨年移した株は、更に小さい。砂利は除けても、一雨降ると戻るので成行き任せ。東側の植込みも同様に造ったが、10年を経て佳い植込みになっているので、数年後を愉しみにしている。




数日の蒸し暑さで、開花の進行が早まっている。ヒヨドリバナは完全に開ききり、重そうに首を垂れ始めた。数日前咲き始めの姿を載せたビランジは、すっかり賑々しくなった。寂しくなり始める庭に、1ヶ月位は彩りを添えてくれる。




タイワンホトトギス Tricyrtis formosana ユリ科
ヒヨドリバナ    Eupatorium glehnii キク科
ビランジ      Merandryum keiskei var. manus ナデシコ