12, 08. 2009 ミズヒキ

 


台風は予想よりも早めに東の海上へ逸れたが、最も列島に接近していた矢先の昨日早朝、静岡で大きな地震が発生した。雨で地盤が緩んでいたとは言え、幹線道路の東名高速の路肩が崩落して、通行止めとなった。お盆を前に、台風の影響で空の便や鉄道が運行を見合わせていたところに加えての幹線道路の通行止めは、人々の足に大きな影響を与えたことと思われる。当地は、一昨日を上回る好天となった。風が殆どなく、気温が上昇した暑い一日だった。今朝は霧が出ている。

庭の三箇所で、ミズヒキが賑々しく咲いている。同様に花序が細いヌスビトハギに比べて、花が赤く、大きな葉が幾分黄ばんだ緑なので、暑苦しさは免れない。今春発芽してくれた白いミズヒキに、場所を譲らせようと考えている。




小指位の太さだったオオウバユリの花の跡が膨らんで、実が丸くなって来た。葉や茎と同様の艶のある緑色で、縦に斑が入っている。更に肥大した実は、中に羽根が付いた種子をぎっしり形成し、秋の終りに熟成して実が割れ、種子を風に運ばせる。




虫の害が酷いセッコウボクが、白い実を付け始めた。先日の大捕物の後も、前を通る度に、緑色の大きな幼虫を捕獲しているが、一向に姿を消さない。葉がなくなった枝には、新芽も出て来た。何時迄バトルが続くのだろうか。




オオウバユリ Lilium cordatum var. glehnii ユリ科
セッコウボク Symphoricarpos albus スイカズラ
ミズヒキ   Persicaria filiformis タデ科