26, 07. 2009 誕生日二題


雲は高いが、昨日来の雨が降り続いている。例年大活躍するステンレス製の物干し台が、今年は使用頻度がめっきり少ない。屋内で干さざるを得ない洗濯物は乾きが不十分で、厚手の木綿地のもの等は何やらしんなりしていて、気分が悪い。水滴で重くなった枝を垂れたナツツバキが、3輪咲いている。7月初旬から咲き始めたナツツバキは、間を置いて、思い出した様に花を開いている。未だ白い蕾が見えているので、暫くはこの状態が続きそう。

昨日は、姪の誕生日だった。昨年買求めた袋詰めの革の中に、梨地の厚手の金色の革が入っていたので、これで小振のバッグを作ることにした。革はしなやかながら厚いので、縫い代を裏に返すのは難しいと思われたので、外縫いで仕立てることにした。今迄外縫いのバッグは仕立てたことはなかったので、初めての経験。

上写真は、準備した材料と道具。中袋は、何時もは薄手の合成皮革を使用するが、表の革が厚いので布を使用することに決めた。今年の始めに、友人のI さんが家作のマンションを改装される折に、1室まるごとお母様の“お針箱”と化していたお部屋を整理され、お使いにならなくなった布や手芸の部品を届けて下さっていた中から、厚手のサテン地の布を選択した。白い物体は接着綿で、革の裏側に貼って使用する。ラジオペンチは、雨蓋と胴を固定するマグネット・キャッチを取り付ける際に使用する。ファスナーは、ポケット口に使用する為のもの。

 

革と裏地を裁断して、革の裏に寸法を控えた接着綿をアイロンで貼付ける。中袋のオープン・ポケットとファスナー付きのポケットを付け、中袋は内縫いで、革は外縫いで、マチを縫って箱状に縫い上げる。

 

開閉で負担のかかる雨蓋の中袋の裏に薄手の革を両面テープで貼付け、マグネット・キャッチを固定する。革のマチ部分にも中厚の革を裏に貼付け、中袋を入れて、雨蓋の表と裏を両面テープで仮止めし、胴のマグネット.キャッチの位置を定めて取り付ける。表と裏の端を両面テープで付け、クリップで押さえる。一晩放置しておくと、ステッチがかけやすい。革の断面には、油性のマジックで色を施し、蝋燭を塗ってアイロンで熱を加えて融かし、色落ちを防いだ。出来上りは、日記の下に。

昨年mixi上で知り合えた福岡在住の友人も、昨日お誕生日を迎えられた。記憶力が減退の一途を辿っているので、新たに日付を記憶する等困難だが、姪の誕生日と同じなので、今の所忘れずに記憶出来る。昨年秋に、イセハナビとシロバナミズヒキの種をお送り頂いた。ミズヒキは春に発芽して、日記にも載せたが、昨秋鉢に蒔いて冬期間は屋内に取り込み、春に屋外に出したイセハナビの発芽は遅れていた。僅かな面積の鉢にも雑草が遠慮なく飛んで来て発芽するので、慎重に見極めて除去し、残りの小さな双葉が、細長くなって来た。昨年日記で拝見したイセハナビは、葉が長かったので、恐らく間違いはなかろうと思われる。繁殖力は旺盛と書かれてあったので、もう少し大きくなるのを待って、鉢を一回り大きなものに替え、冬期間は屋内で、春から秋にかけては鉢ごと地面に埋めて育てようと考えている。




イセハナビ Strobilanthes japonica キツネノゴマ