11, 07. 2009 ガクアジサイ・七変化


朝から降り続いた雨が3時過ぎには上がったが、昨日の最高気温は18度。6月の悪夢の再来だった。今日は20度を超えるらしいが、どんよりと曇った朝は肌寒い。南の方で大暴れをした、梅雨前線の影響らしい。

一昨日登場の「富士の滝」の隣で、更に背丈の低い、「七変化」と名付けられたガクアジサイが咲いている。これも「黒姫」同様、小さな鉢植のものを求めて定植したのだが、予想よりは大きくならず、4年を過ぎた現在も背丈は20cm程。大きくなった「黒姫」よりも、装飾花の蒼が深い。生え広がった「富士の滝」の傍らで、借りて来た猫の様に、ぽつんと慎ましげに咲いている。当初と深い蒼の色は変わっていないので、用土が合わないとは思われぬが、もう少し勢いを持って欲しい1種。




生育が遅れていた夏花が、花穂を伸ばし始めた。淡い薄紫色の釣鐘型の花を付けるユウバリシャジンの花穂が、変色して来た。これから更に花穂を伸ばし、夏花とは思われぬ優しい風情の花を開いてくれる日が待ち遠しい。何度も途中経過を登場させたカシワバアジサイが、今少しで開花の状態になった。たらりと垂れていた花穂からは想像も出来ぬ逞しい姿。名称の由来の柏の葉を思わせる大きな葉との釣り合いが、漸くとれて来た。




カシワバアジサイ Hydrangea querciforia ユキノシタ
ガクアジサイ   Hydrangea macrophylla f. normalis ユキノシタ
ユウバリシャジン Adenophora preskifolia キキョウ科