12, 07. 2009 キンコウボク


雨は上がったものの、すっきりせぬ天候が続く。気温も中々上がらず洗濯物同様、作品の乾きも頗る悪い。今朝パソコンを開くと、my mixi のくまさんからメッセージが入っていて、10日に載せたキアゲハの幼虫は、キアゲハではなく、アゲハであるとのご指摘を頂いた。当日の日記に追記として、お送り頂いた資料を載せたのでご参照頂きたい。

秋に赤い実を付けるキンコウボクが咲き始めた。10余年前から切り花として生花店に現れたこの植物は、実ものとして1年中扱われる様になった。近年の生花店の品揃えは、南半球で調達するのか、1年中変化のない品揃えで、生花の命である筈の季節感が乏しいように思われる。




大きな蕾を持ち上げていたオオウバユリの蕾は分化し、間隔が伸びて、開花時の姿が予想される迄になった。札幌の観光名所の時計台の庭に、エゾクガイソウ、オオウバユリ、オオバナノエンレイソウ、オシダ、クロユリを植え込まれた上述のくまさんの日記には、オオウバユリが1輪開いたと記されてあったので、札幌よりは幾分気温の低い当地でも、開花は間近いと思われる。




春に美しい花を付けていたオキナグサが、名称の由来となった果実の毛を白く染めて白髪となった。株分けを酷く嫌う種なので、毎年実の完熟を待って蒔くのだが、一度も発芽した事がなかったが、昨年1芽、今年は砂利の中に1芽、自然発芽しているのを見付けた。何とも気難しいご老人ではある。





オオウバユリ Cardiogrinum cordatum var. glehnii ユリ科
オキナグサ  Pulsatilla cernua キンポウゲ科
キンコウボク Michelia champaca モクレン