05, 07. 2009 トリアシショウマ


今朝は霧が深い。至る所何やらじめじめとして,気分も滅入る。スカッと晴れ上がった青空が待ち遠しい。繁って来た緑も輝きがなく、どんよりと重たげに見える。


ヒバとカラマツの生垣の隅の終日陽の当たらぬ位置で、トリアシショウマが、白い花穂を拡げている。基部の葉が大きく広がって場所を取るのでこの位置に決めたが、日陰で白い花序が浮き上がる様は美しい。丈夫な植物で、花の跡が朽ちて見苦しくなるのと、付近の風通しを良くする為に、地上部分の大半を切詰めるのだが、不平も言わず、毎年美しい花を見せてくれる。




一昨日、薄日が射している間に写真を撮ろうと庭に出ていたら、見慣れぬ蝶が目に入った。白と黒のすっきりした模様の蝶。昆虫は不案内ながら、何時も拝見している美しい昆虫の写真が数多く登場するブログで探してみたら、コミスジという蝶が良く似ている様に思われる。もう殆ど花を落とした、ハコネツリガネツツジの葉の上で羽根を広げ、その後漂う様に舞い上がって、姿を消した。




春の花の跡には、様々な形の実が姿を見せている。過日、青い実の写真を載せた、クロミノウグイスカグラは、深い青紫色に色付いた。緑がかった管の様な花を付けていたホウチャクソウは、葉陰に小さな緑の実を付けていた。やがてこの実も、青紫色となる。



クロミノウグイスカグラ Lonicera caerulea sap. edulis var. emphyllocalys
            スイカズラ
トリアシショウマ    Astilbe odontophylla ユキノシタ
ホウチャクソウ     Disporum sessile ユリ科