08, 08. 2020 栃の実を拾う

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昨日は、午前中から忙しかった。早々とお坊さんがお盆参りに見えた。檀家が増えて、大変なのだろうと思われた。午後の早いバスで、団地では入手出来ぬ品を買求めに、野幌へ向かった。買物を済ませ、緑地帯に戻ると、カツラの葉が黄ばみ始めていた。

 

栃ノ実が大きくなり、地面に大分落ちていた。以前記したことがあるが、小学生の頃、父母と弟と4人で、植物園に土地の実を拾いに出かけるのが、毎年の愉しみだった。長じてスロバキアで個展をした折に、ホテルの南の大きな池の辺にトチノキがあって、実が落ちていた。本当は植物を持ち出すのはいけないのだが、2個拾って衣服の中に入れて持ち帰り、父に手渡した。ズボンのポケットに入れ、手でコリコリと音を立てながら、庭を歩いていた姿を思い出す。

 

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錦山天満宮の東の遊歩道を、北へ向かう。小学校を通り越し、3番通りを渡ると、幼稚園がある。突き当りの緑は、湯川公園。公園の南側に大きなキタコブシがある。良く実を付けていたが、未だ色付いてはいなかった。色付いて実が落ちる頃、また訪ねることにしよう。雨の後なので中へ入らなかったが、湯川公園は緑が深かった。

 

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3番通りを西へ戻り、団地へ帰る。歩き慣れた散歩道に、ノウゼンカズラが艶やかに咲いていた。拾ってきた土地の実を広げ、大きな実を選んで、仏壇前のテーブルに置いた。

 

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道北は大荒れで、利尻、礼文島は、50年に一度という大雨に見舞われた。人的被害がなかったのが、何よりだった。今朝は曇り空。少し雲が高くなって、薄日が洩れ始めている。

 

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