06, 07, 2016 香りの主は


昨朝の晴間は,長くは続かなかった。強い風が次々と大きな量塊の雲を運んで来る。雲の切れ間に,少しずつ仕事を進める。ゴミの集荷日で,寝室のゴミを入れたゴミ袋の空き容量に、庭の雑草を抜いて詰め込んだ。西の方で,エリンジウムが咲き始めた。今月は此の花の4倍程の大きさの、エリンジウム・ギガンテウムをモデルに使用している。南西の角付近のトリアシショウマも咲いていた。午後に入って,晴間は長くなって来た。光線の工合を気にせずに仕事が出来るのが佳い。2時半過ぎに,散歩に出掛けた。




シラカバ公園を南へ抜けて,緑地帯を南へ進む。日陰のケヤキの実も,色付き始めていた。朽ちて褐色になった実もあった。随分長い間楽しんだが,そろそろ終盤かと思われる。南の柿が気になって立寄る。花を見たのは初めてのこと。暖かい地方の方には想像もつかないだろうが,初めて柿が生ったのを見たのは,高校時代の本州への修学旅行の折だった。扁平な雌花の下に広がっているのが,蔕になるかと思われた。少し東の紅白の花を付けていた果樹は,少し実が膨らんでいるが,桃ではない様に思われた。







住宅街を折れ曲がりながら,北東へ進む。ウイキョウが見事なお宅を思い出して立寄ったが,南東の角に4本残されただけになっていた。葉では薄気味の悪い2匹の虫が、食事中だった。葡萄の生垣を見に立寄る。花が終って,小さな実が見えていた。街に漂う濃厚な香りは,8割は生垣のイボタが発生源と思われる。百合も開き始めたので,暫くは香りの強い中を歩くことになりそう。花序を上げていたホザキナナカマドに,白い蕾が見えて来ていた。






夕刻迄晴間が続いていたが,今朝は曇空。午後からは晴れる予報が出ている。南方海上で台風1号が発生し,大きく弧を描いて北上する予報が出ていた。