15, 05. 2015 緑深まる


台風が去ってすっきりした晴間を期待したが,昨日午前中は雲が垂れ込め薄暗かった。洗濯機を仕掛けて,「沈みゆく大国アメリカ」を読む。アメリカの保険制度に付いて書かれた本なのだが、政府の改革とは裏腹に巨大資本が医療の世界をも商品化して飲込んで行く様が恐ろしい。午後に入って,漸く陽が射して来た。一仕事済ませて,散歩に出掛けた。

シラカバ公園近くの林檎が花盛りだった。南へ向かい,緑地帯を通る。昨年酷く剪定されたハクウンボクに、花序が下がっていた。随分高い位置ながら,今年も花を見られる。鉄道林前の土手には、未だオオバナノエンレイソウが花を付けていた。樹々の梢が量塊を増し、寂しいのはハリエンジュのみ。華道と茶道の看板の掛かったお宅に、見事な白いツツジが満開状態で咲いていた。







中央の沢の緑が深まっていた。アンダーパスから続く道を登り,中央の階段へ出る。沢の底を埋めていた雪解け水は,完全に引いていた。庭のニリンソウは花期が終わり葉も倒れ始めているが,水を冠っていた沢のニリンソウは,漸く花を付け始めた所だった。何時も真っ白に広がるのに,少々元気がない。沢の東の遊歩道を北へ戻る。八重桜の花が散り始め,花吹雪が舞っていた。





遊歩道を離れて,住宅街を北東に戻る。札幌より10日近く遅れて,白いライラックが咲いていた。家に入る前に庭を一巡する。ユキザサが花を開き始めていた。アップで撮ると,かなり美しい。とても食用にはする気にはなれない。



夕刻過ぎまで良く晴れていたが,今朝は曇空で風が猛烈強い。ゴミの集荷日なので庭仕事をと考えていたが,外仕事をする気分にはなれない。