21, 12. 2014 緩む積雪


大陸から低気圧が近付いて、昨日は全国的に雨模様となった。当地も雨の予報が出ていたが、日暮過ぎまで雨は降らず、午前中は青空も広がった。2m近い積雪のある地方で雨が降ると、かなり危険なのではと気に懸かる。屋根の雪下ろし中の事故も出ていた。教室を済ませて、アトリエの床を磨く。午後は雨の予報だったので、早めに買物がてらの散歩に出かけた。

北には午前中の青空の領域がのこっていたが、南西から雨雲が延びて来ていた。足元の積雪は揺るんで、シャーベット状態だった。ナナカマド公園を東へ抜ける。寒気で凍ったボケの実が、朽ちていた。桃の実の様に見えていた面影はない。滑る心配はないので、東の沢まで足を延ばす。冬芽が異なる色を見せる筈の沢は、陰鬱な表情を見せていた。もう沢に雪を押し出した形跡が残っていた。






沢に続く空地を越えて3番通りに出ようとしたら、ヤマブドウの絡まった大きな樹の梢で、何かが動いた。2羽の小鳥だった。高くて、背の色が見えないが、コガラではないかと思われた。3番通りを西へ戻る。スーパー前の駐車場も雪が緩んで、所々に水溜りが出来ていた。裏手から見渡した原野の向こうに、頂きが雲に覆われた山並みが見えていた。





雪嵩はかなり減ったが、昨夜も雨が降った様子はない。今日から気温は下がり、明日は最高気温が-4度との予報が出ている。緩んだ雪が凍り付いた状態を想うと、気が重くなる。