16, 05. 2012 気になる樹


朝方は曇空だったが、昨日は予報通り7時過ぎには雨が降り出した。余り強くない、地面に良く吸い込まれそうな佳い雨。数日強風が続いて地面が乾いているので、庭には恵みの雨となった。寝室の出窓に置いてあった植物を庭に出す。葉やけがするので、雨の日に出すのが良いのだが、寒かったり、風が強かったりで、中々出せずにいた。鉢で塞がっていた出窓が、半年振りにすっきりした。庭のゴミが詰った大きな袋を引きずって、集荷場所へ運ぶ。今日、昨日と雨の予報が出ていたので、前日撮った植物を登場させる。

スミレを引き抜いていて、斑入りのオオウバユリの葉を見付けた。長い間オオウバユリを見ているが、斑入りの葉は初めてのこと。葉に歪みがあるので、芽の段階で寒さが来たのが原因かも知れない。小さなシロバナシラネアオイが、一人前に蕾を上げていた。数年花の付きが悪かったチングルマに、今年は蕾がしっかり出ていた。アミガサユリが開いて来た。

雨で開いたシラネアオイの頭が重くなり垂れている。庭に出たついでに、余り開いていない花を、20本近く切り取って生けた。母が植えた赤いチューリップも切り取って、仏壇に供えた。








作る手順を考えながら、立体の形を幾つか描いてみる。午後に入って雨が小止みになって来た。小止みの内に歩いて来ようと、散歩に出かけた。傘をささずに歩けた。北西を小さく廻ろうと、シラカバ公園を西に抜ける。ルパーブと思われる植物に、奇怪な蕾が上がっていた。ガマズミにも小さな蕾が出ていた。随分切詰められてしまったズミの蕾が色付いていた。道庁の前庭のズミは、咲き出しているかも知れない。





南北に走る幹線道路を北へ向う。フサスグリが蕾を下げていた。小公園が並ぶ道を東へ戻る。すっかり葉が繁ったナナカマドに蕾が上がっていた。ねっとりした白い花で好きではないが、冬期間の鳥の食料になる実の大切な花。最も東の小公園の巨木は、葉を広げていた。一昨年、ハルニレかと思って眺めていたが、春に目が葉に展開して、ハルニレではないことが判った。何の樹なのかは判らない。小公園の東の敷地に聳える樹も、僅かに緑色を帯びていた。樹形から針葉樹と思われるが、落葉松は既に緑色が濃くなっている。図鑑で調べてメタセコイアではないかと思っているが、秋の終りの雄花の冬芽を確認しないと同定出来ない。最上部の写真が、此の樹の全容。






三番通りに戻り、東へ向う。中央分離帯の樹々が葉の量塊を増していた。未だ葉が出ていないのは、ハリエンジュの大木。シナノキの葉が、随分大きくなって来ていた。ナナカマド公園を南に戻る。遊歩道は繁った葉で緑のトンネルになっていた。




アミガサユリ Fritillaria meleagris ユリ科