20, 02. 2012 朝焼けの後は


前日の晴れ間が続き、朝の気温はぐんと下がったが、昨日午前中は良く晴れた。分厚く貼り付いたガラス窓の結氷も陽が高くなるにつれて融け出した。朝焼けが出て、雲の端が虹色に光っていた。朝刊に、石巻市牡鹿半島に、大掛かりな太陽光発電所が建設されると載っていた。鮎川から石巻に向った折の光景を思い出した。昨年の大震災の後で、国道の南の高台で目に浮かんだ光景が、少しずつ実現し始めている。所有権の問題や適切な土地が決まらないこともあって、高台への移転が遅れているが、全てを波がさらってしまった土地への居住は、妥当とは思われない。




洗濯機を仕掛けて、和紙の仕事に取りかかる。午後に入って、陽射しが弱まって来た。絵具をたっぷりと引いて、散歩に出かけた。未だ東は晴れているが、西から雲が広がって来ていた。シラカバ公園を南へ抜け、緑地帯を南へ進む。南の緑地帯で、珍しく単独行動のヤマガラを見付けた。鉄道林前の道を東へ向う。歩道脇の雪が僅かに融けて、生垣のドウダンツツジが覗いていた。赤い冬芽が雪に映えていた。




梅の樹と思われる庭木に、林檎や脂身、玉蜀黍など、鳥が喜びそうなものを供しているお宅があった。シジュウカラの姿があった。時折ヒヨドリがやって来ては、騒動が始まっていた。




住宅街を適当に折れ曲がり、ナナカマド公園に続く緑地帯に向う。もう実が殆ど無くなったナナカマドの梢を見ながら歩く。キレンジャクの姿はなく、賑やかに飛回っているのは、ヒヨドリのみだった。




西の雲は益々広がって、クロームイエロー シトロンの弱い薄日が見えるのみだった。明るい陽射しは夕刻まで戻らず、陶の作業に切り替えて、仕事を進めた。



今朝も雲が広がっている。僅かに朝焼けが出ていた。今週の予報には雪達磨がずらりと勢揃い。明るい陽光は望めないかも知れない。